メディフォンとパトスロゴス、新たな提携で健康経営支援を強化
メディフォン株式会社は、健康管理システム「mediment」を提供しており、企業向けの健康経営を支援している。一方、株式会社パトスロゴスは、大企業向けにHR共創プラットフォーム「PathosLogos」を展開している。両社は最近、販売店契約を締結し、今後の展開に注目が集まっている。
メディフォンとパトスロゴスの背景
メディフォンは、2014年に一般社団法人として設立され、遠隔医療通訳サービス「mediPhone」とクラウド健康管理システム「mediment」の提供により、日本医療の国際化とデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進してきた。「mediPhone」は全国約88,000機関で採用され、外国人患者と医療従事者のコミュニケーションを円滑にしている。
一方、パトスロゴスは2020年に創業し、HR共創プラットフォームの提供を始めた。このプラットフォームは、HR業務を効率化し、企業の生産性を向上させるためのツールで、多様なSaaSと連携することで、データの一元化と統合を実現する。
販売店契約の意義
今回の契約により、パトスロゴスはメディフォンの「mediment」を販売することになり、企業の健康経営支援に寄与することが期待されている。具体的には、従業員の健康診断やストレスチェック、産業医との面談調整、労働基準監督署への報告書作成など、考慮すべき要素は数多い。この手法は、時間とリソースの節約だけでなく、従業員のウォルビーイング(健康状態と幸福感)を高めるためにも重要だ。
メディフォンの「mediment」は、運用の効率化に加え、医療専門家によるサポートを通じて健康課題を把握し、改善プランを築く手助けを行う。さらに、多言語対応やオンラインでの産業医面談など、言語や国籍に関係なくアクセス可能な医療インフラの提供を目指している。
HR共創プラットフォーム「PathosLogos」
パトスロゴスの「PathosLogos」は、人事業務の標準化と一元管理を可能にするサービスで、企業のHR部門にとって非常に価値がある。企業は、追加開発不必要で多様なSaaSと統合できるため、業務効率が飛躍的に向上する。これにより、日本企業のバックオフィスのDX化が進み、ヒューマンリソース管理の新しいアプローチが登場するはずだ。
今後の展望
メディフォンとパトスロゴスの提携は、健康経営の重要性が高まる中、企業の人的資本を最大化するための強力な一手となる。今後は、「PathosLogos」と「mediment」のデータ連携を進め、さらなるサービスの質向上に寄与することが期待されている。この取り組みにより、企業が従業員の健康を重視し、同時に業務効率の向上を図ることができる新しい生態系が構築されることが望まれる。
まとめ
メディフォンの「mediment」とパトスロゴスの「PathosLogos」との提携が、新しい健康経営の形を生み出す可能性を秘めている。従業員の健康と企業の生産性向上を同時に達成できるシステムが、今後どのように発展していくのかに注目したい。