病医院と患者の未来を考える「病院マーケティングサミットJAPAN2021」開催

病院マーケティングサミットJAPAN2021 開催のご案内

2021年12月1日（水）から5日（日）にかけて、オンラインで「病院マーケティングサミットJAPAN2021」が開催されます。このイベントは、医療の質向上を目指す病院が、患者たちや医療関連職から選ばれるための広報・マーケティング戦略を議論する新たなプラットフォームとして、医療従事者の関心を集めています。

このサミットは、2018年に初回を迎え、その後毎年開催されてきたもので、現在では医療関係者を中心に1,200人以上が参加する国内最大の医療マーケティングイベントに成長しました。特に、コロナ禍は私たち医療職の在り方を見直す良い機会となり、病院での医療行為だけでなく、自宅やホテルなど、多様な治療の場が必要性を増しました。

医療環境の変化に適応するために

「いつでも、誰でも、患者になり、どこでも、治療を受ける」このような新たな状況に、医療の側からどのようにアプローチしていくべきかが、このサミットの大きなテーマです。医療は病院という枠を越えて、さらに社会へと「打って出る」必要があります。

,医療に関する情報が身近に存在することで、治療法や予防法、医師の活動を日常的に発信し、社会との接点を持ち続けることが求められています。医療従事者として、その情報をどう社会に向けて発信し、対話を行うかが問われています。

サミットプログラムの概要

2021年のサミットのテーマは「病院進化論 - 夢を紡ぐ人 to 人のコミュニケーション」です。約20のセッションで、さまざまな視点から医療の未来に関する議論が展開される予定です。

- 12月1日（水） には特別講演「医療活動・病院運営にも不可欠なマーケティングの考え方」が行われ、その後、クラウドファンディングを通じた医療の未来についてのディスカッションも予定されています。
- 12月2日（水） では地域のウェルビーイングにどう貢献するかといったテーマが取り上げられ、未来予測が語られます。
- 12月3日（水） には地域病院の広報施策について共有する「病院広報ショーケース」が行われ、地域が主役の病院ファンづくりも議論されます。
- 12月4日（木） には、脳科学と医療の融合についてのセッションが開催されます。
- 12月5日（金） には、子ども向けのアドボカシーや生物学に学ぶ未来の創造など、多様なテーマが展開されます。

すべてのプログラムは無料で、YouTubeでのライブ配信を通じて参加可能です。公式サイトにて視聴用リンクが掲載されています。興味がある方はぜひ参加してみてください。医療に関わる多様な意見が交差し、未来の医療を共に考える重要な機会となることでしょう。

組織の背景

本サミットは、一般社団法人病院マーケティングサミットJAPANによって主催されています。代表理事の竹田陽介医師を中心に、医療機関や地域の皆様との意見の共有を通じて、「患者と健康を守るためにはどのような広報・マーケティング戦略が必要か」という視点から日々ファシリテーションを行っています。適切な医療情報が正しく世に届けられ、病院が本来の役割を果たせるよう支援していくことが、このサミットの目指すところです。