訪日外国人も魅了する『ISETAN WAGASHI FES 2025』が7日間開催

日本の伝統的な和菓子を中心に、新たな形で若い世代にもアピールする『ISETAN WAGASHI FES 2025』が、伊勢丹新宿店の本館地下1階フードコレクションで、6月11日から17日まで開催されます。このイベントは、国内外の観光客や和菓子ファンから注目を集めること間違いなしです。近年、ベースにバターや生クリームなどの洋素材を用いた「ネオ和菓子」が流行し、特に若年層の支持を受けています。このような流れの中、伝統的な味わいを大切にしながらも新しい挑戦を進めるブランドや老舗が集結し、合計16のショップがラインナップします。

祭典では、参加店がその場で出来立ての和菓子を提供する実演ブースが設置され、各店の職人技を垣間見ることができます。特に、海外からの来店客がこの実演に注目し、多くの人々がその技術に歓声を上げています。初めての試みとなるこの和菓子フェスでは、注目の新ブランドや伝統の継承者たちが一堂に会し、和菓子文化の魅力を広めるきっかけとなっています。

訪日外国人にも人気の新ブランド『Wagashi』

春にデビューした新たな和菓子のブランド『Wagashi』は、従来の和菓子文化を刷新し、より多くの人々にその価値を伝えることを目指しています。8ヶ岳の氷とコラボレーションしたかき氷を実演し、特製の大豆あんと旬の赤肉メロンを組み合わせた「かき氷-大豆餡/メロン/杏仁」をはじめ、地元の酒造の大吟醸酒粕を使用した「かき氷-小豆餡/柚子/酒粕」といった新感覚メニューが楽しめます。

限定アイテムも登場する老舗のコラボレーション

また、『福砂屋』が誇る400年の歴史を持つ「千代香」と、人気の『トラヤあんスタンド』の「あんペースト」とのコラボイベントも展開され、こし餡と求肥の絶妙なハーモニーを提供します。このイベントにしか味わえない特別な体験をお楽しみいただけます。

こだわりの実演ブースの名店たち

『甘味みつや』では、もち米から生まれたもっちりとした白玉を使用し、毎朝挽きたてのきなこと自家製の黒みつを融合させ、実演されます。また、ミシュラン一つ星の料理店『赤坂おぎ乃』が監修した「生どら焼き蜜芋はちみつバター」も先行販売され、イベントの目玉商品となっています。

参加者はただの試食に留まらず、最先端の和菓子の実演や新しい企画に非常に興味を持ち、食文化の発展を実感できる時間となることでしょう。この特別なイベントに足を運ぶことで、日本の和菓子の魅力を再発見できる貴重な経験となるはずです。