鯖江市とメンバーズが共同でアート展開催
福井県鯖江市で、株式会社メンバーズと地元高等学校の学生たちが共に創り上げるアート展が、2025年6月17日から6月22日までの期間に実施されます。本展では、障がい者アーティスト社員が手がけた42作品と、鯖江市内の小・中・高校生による30点以上の作品が展示される予定です。
アート展のテーマと特長
展覧会のタイトルは「僕たち、私たちの未来を考えるアート展2025」。社会的課題である気候変動をテーマにして、メンバーズのアートプロジェクト「Social Art Japan」の一環として開催されます。特に今年は、鯖江市制70周年を記念し、「鯖江の未来」というテーマに基づいた学生の作品も見どころです。
展示される内容は、アーティスト社員が制作した作品と合わせて、サステナブルアーティストの吉田ときお氏による再利用素材を用いたアートも含まれています。観覧は無料で、地域の方々や観光客に広く開放されています。
特別顧問の就任と支援
東京藝術大学准教授で安曇野文化センター館長の西原珉氏が「Social Art Japan」の特別顧問に就任しました。西原氏の豊富な経験を活かし、アーティスト社員の作品に対して質の向上を支援し、またプロジェクト全体の発展を目指しています。
多様性とインクルーシブな社会に向けて
近年、企業においてダイバーシティやエクイティ、インクルーシブな社会を目指す動きが進んでいます。メンバーズでは、障がい者の雇用を推進し、一人ひとりが個性を活かして働ける環境を整えています。入社後の定着率は95%に達しており、これは同社の支援体制が施行されているからこその成果と言えるでしょう。
開催概要
- - 展覧会名:僕たち、私たちの未来を考えるアート展2025
- - 期間:2025年6月17日(火)〜6月22日(日)、9:00〜17:00(最終日は15:00まで)
- - 会場:鯖江市まなべの館(福井県鯖江市長泉寺町1丁目9番20号)
ライブペインティング
また、6月17日には福井県立鯖江高等学校や鯖江市鯖江中学校の美術部生徒によるライブペインティングも行われます。制作の様子も自由に観覧可能であり、アートが如何にして表現されるのかを体験する機会にもなります。
「Social Art Japan」に関する取り組み
メンバーズは、2020年から「Social Art Japan」を実施しており、障がい者アーティストが創作した作品を通じて社会課題に対するメッセージを発信しています。このプロジェクトは、在宅勤務など、自分に合った働き方を支援し、アーティストが社会的・経済的に自立できるよう配慮されています。
本展覧会とプロジェクトは、障がい者アートの重要性を広め、多くの人々にダイバーシティを理解してもらう契機になることでしょう。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。特設サイトも併せてチェックしてみてください。
特設サイト