株式会社ケンカツが光通信グループと提携し営業力を強化！新たな人材サービスの展開へ

株式会社ケンカツと光通信グループの資本業務提携

2022年に設立された株式会社ケンカツは、先日、光通信グループとの資本業務提携を開始したことを発表しました。この提携により、ケンカツは営業力を強化し、自社のダイレクトリクルーティングサービスの価値向上を図ります。

ダイレクトリクルーティングサービス「ケンカツ」の特徴

ケンカツは、建設労働者を公式LINEを通じて募集するプラットフォームで、発注者は管理画面から直接仕事のオファーを送信できる仕組みです。働き手は自身の職歴や資格を登録することで待機し、発注者が検索してアプローチすることが可能となっています。特筆すべきは、LINEを媒介にすることで受発注者間でのLINE交換が不要である点です。このシステムは、ユーザーにとっての手間を大幅に軽減しています。

提携の目的と展望

光通信グループとの提携は、主に新規アカウント開設の促進を目的としています。これにより、建設会社の登録や案件オファーの送信機会を増やし、サービス利用の促進を狙っています。加えて、今後利用料面でも大きな変化があります。これまで管理画面は月額2,980円と成果報酬1,000円の体系でしたが、現在は月額料金が無料となり、完全成果報酬のモデルが強調されています。これは建設業界における人手不足の深刻な問題に応えるための施策として位置づけられています。

建設業界の課題への対応

現在、建設業界では人手不足が深刻な問題となっており、ケンカツは独自のプロダクトとビジネスモデルを構築することでこの課題に立ち向かっています。人材の流動化を促進し、労働環境の改善に寄与することを目指しています。特に近年の採用難は依然として続いており、新たなアプローチが求められています。ケンカツの新たな試みが、今後どのような成果をもたらしていくのか、注目です。

企業情報

「ケンカツ」は2022年に設立され、東京都港区六本木に本社を置いています。代表取締役は鹿山瞬氏が務めており、社員も少人数のスタートアップですが、着実に業務を拡大しています。また、システムの開発には株式会社INJUSが関与しており、地方自治体や大手ゼネコン向けのデジタル化推進に注力しています。増加する求人ニーズに応えるため、引き続き試行錯誤を重ねながらサービスの充実を図る方針です。

この新たなスキームが、今後の建設業界にどのような影響を与えていくのか、大いに注目したいところです。