新作公演『ゆうがい地球ワンダーツアー』の魅力
南極が新たに発表した公演『ゆうがい地球ワンダーツアー』は、死をテーマにしたSFスペクタクル作品です。この公演は、観客に強烈な視覚体験を提供し、大人から子どもまで幅広い年齢層に楽しんでもらえることを目的としています。関係者は、この作品を「ビジュアル演劇」と称し、新しい表現手法に挑戦しています。
南極は過去にも『バード・バーダー・バーデスト』や『wowの熱』など、独自の世界観を持つ作品を上演して論評を集めてきました。今回は、その集大成ともいえる新作に期待が寄せられています。特に「死」というテーマは、演劇の中でもしばしば議論の的となる題材ですが、南極ならではのアプローチに注目したいところです。
個性豊かなキャスト
今回の公演では、劇団員や常連の客演に加えて新たに4名の実力派俳優が参加します。その中には、『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演した門田宗大や、様々なメディアで多才に活躍する佐伯ポインティが名を連ねています。彼らの存在が新しい風を吹き込むこと間違いなしです。
舞台の概要と主催者
公演は埼玉県さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場での上演となります。上演日は9月4日から7日までの4日間にわたり、毎日2回または3回の公演が行われます。チケットは一般4,000円、U-28チケットは3,000円、小中高生は1,000円で、親子ペア券も用意されており大人と小学生のセットで2,000円という手頃な価格設定が魅力的です。
あらすじ
物語の中心には、ある夜、少年の前に現れる3人の異星人がいます。彼らの星では死亡への恐怖が存在せずむしろ「素敵なこと」と考えていますが、自星で死ぬことができないため、地球での「死の旅行」を計画しています。この異星人たちに、少年は地球のガイド役として参加することになります。物語の進行と共に、少年と異星人たちの触れ合いが描かれ、観客を未知の冒険へと導くことでしょう。
制作の背景
脚本・演出を手がけるこんにち博士は、子どもの頃の死に対する強い恐怖心を吐露しつつ、今公演の創作の背景を語ります。彼は「特に子どもたちに見てもらいたい」と述べ、子どもの頃の自分に向けたメッセージを込めて作品を作成しているとのこと。演劇はただのエンターテイメントではなく、観客の心に深いメッセージを届ける力があると感じています。
南極とは?
南極は2020年に誕生した劇団で、俳優たちが自由な創造力をもって演劇を作り出しています。彼らのスタイルは、“どきどき、わくわく、ちょっとこわい”と形容され、観客に新たな感動を与え続けています。今後の公演にも期待が高まります。
チケット購入情報
公演のチケットは、チケットぴあやローチケ、演劇最強論-ing、CoRichなど容易に購入可能です。事前にチケットを入手し、特別な舞台体験をお楽しみください。
この公演は南極にとっても挑戦的な作品であり、新たな表現の世界を切り開く可能性を秘めています。ぜひ会場でその目撃者となってください。