食後の夫の行動に妻は不満が多数!食洗機の力で円満夫婦へ
11月22日は「いい夫婦の日」として知られています。この特別な日に、パナソニック株式会社が実施した「夫婦の家庭でのコミュニケーションに関する意識調査」が注目を集めています。調査は2015年8月29日から30日の間に行われ、対象は30代から40代の男女400名です。
結果として浮かび上がってきたのは、食後の夫の行動に関する妻たちの高い不満度です。なんと、全体の80%以上の妻が「食後の夫の行動」に対して不満を抱えているとのこと。特に多くの妻が指摘したのは、食膳が終わった後の夫が「食器を片づけない」ことや「すぐにゴロゴロしてしまう」こと、さらには「すぐにスマホをいじる」といった行動です。これに対し、87.5%の妻がほぼ毎日食器洗いを行っているというのですから、夫婦の間には大きなシチュエーションギャップが存在します。
この研究の監修を務める臨床発達心理士の山口創先生は、食後の時間の重要性を力説しています。「食事中は交感神経が優位になりますが、食後には副交感神経が活発になり、リラックスした状態を生み出します。この際に分泌される『オキシトシン』が、相手への愛情や信頼感を高めるため、食後に夫婦での会話やスキンシップを持つことが非常に効果的です」と説明しています。
実際に調査では、夫婦が食後にどのぐらい会話をしているかを尋ねたところ、57.4%の夫婦が「15分以下」と回答しました。一方で、65.8%の人々が「30分以上は会話を楽しみたい」と答え、理想と現実のギャップが浮かび上がりました。このため、夫婦の円満なコミュニケーションを保つ鍵は、家事の負担を軽減し、共に過ごす時間を増やすことにあるようです。
調査結果のまとめ
- - 妻の88.5%が食後の夫の行動に不満:最も多い不満は「食器を片づけない」。
- - 夫はすぐにリラックスモード:食後すぐにゴロゴロしたり、スマホをいじるクラスタ。
- - 会話時間が語る夫婦の現状:実際の会話時間は「15分以下」に対し、理想は「30分以上」。
家事の分担が夫婦の絆を深める
現代では共働き夫婦が増えていますが、家事の負担が今もなお女性に重くのしかかっているのが現状です。男性が家事を分担し、特に食洗機を活用することで、もっと有意義な夫婦の時間を作り出せると言えるでしょう。
エキスパートのアドバイス
山口先生は、「会話を通じてオキシトシンを分泌させるためには、15分以上の会話が必要です。テレビを見ながら片手間に話すのではなく、アイコンタクトやスキンシップを心がけるべきです。お互いにリラックスした環境を作るためにも、家事を共に分担することが重要です」とコメントしています。
これからの良好な夫婦関係を築くために、正しい家事の分担とコミュニケーションが不可欠です。食洗機を活用し、貴重な夫婦の時間を作り出すことを実践してみてはどうでしょうか?
監修者について
山口創氏は臨床発達心理士であり、桜美林大学の教授として活躍しています。彼は、身体的アプローチと対人関係研究を通じて、家庭内の幸福に関する研究を進めており、タッチングの効果に関する第一人者として知られています。