自由な祈りのかたちを提案する展覧会
この度開催される「今も昔も…梶浦聖子・久村卓 二人展」は、福島県会津若松市に本社を置く株式会社保志が運営する「厨子屋 銀座本店」で行われます。この展覧会は、2025年4月26日(土)から6月23日(月)までの間、東京都中央区銀座にて開催され、入場は無料です。
展覧会の背景と意義
この展覧会は、型にはまらない制作を心掛ける二人の美術家、梶浦聖子さんと久村卓さんの作品が一堂に会する場です。厨子屋が長年提案してきた「自由な祈りのかたち」という理念と、二人の作家としての独自の表現が交わることによって、来場者に新たなインスピレーションを与えてくれるでしょう。
特に、梶浦さんは動物や植物からインスパイアを受けたコミカルなブロンズ作品を数多く展示し、久村さんは鉄を素材にした新しい形の厨子を発表します。約60点に及ぶ多彩な作品が展示されるとのことで、見る者の心をライフシーンや自然に思いを馳せさせること間違いなしです。
作家プロフィール
梶浦聖子さんは1977年生まれ、東京藝術大学を卒業後、インドネシアに留学し、鋳造技術を習得しました。帰国後は埼玉県に鋳造工房を立ち上げており、彼女の作品には鋳造に対する情熱が表れています。久村卓さんも同様で、多摩美術大学を卒業した後、様々な技法を用いて美術作品を制作してきました。お二人とも、作家活動を行う以前から親しい友人であり、再会したことが今回の展覧会のきっかけとなったようです。
作品の魅力
展覧会では、梶浦さんの動植物をモチーフにした作品や、彼女独特の世界観が如実に現れる祈りに関する作品が約30点展示されます。さらに、久村さんは鉄素材に基づいた厨子をお披露目し、他にも古人が厨子に木材の穴を見立てた作品などが登場します。このようなバラエティーに富んだ表現は、両作家の感性が融合した結果であり、観覧者にとっては見逃せない機会となるでしょう。
関連イベント
展覧会開催期間中には、梶浦聖子さんによる「自分の祈りの形を鋳造しよう」というワークショップが5月10日(土)と6月22日(日)に行われます。さらに、久村卓さんは「My背守り」というワークショップを5月24日(土)に開催予定で、参加することで自身の表現を反映しながら、楽しく学ぶことができる場となっています。これらのワークショップは、各定員があるため、興味を持った方は早めの予約が推奨されます。
まとめ
「今も昔も…梶浦聖子・久村卓 二人展」は、ただ見るだけではなく、参加者自身が何かを感じ取り、考えるきっかけを与えてくれる貴重な展覧会です。ぜひ、足を運んで新しい発見を楽しんでください。自由な祈りのかたちを感じることができる、素晴らしい機会をお見逃しなく。