バイエル薬品が提案するプレコンセプションケアの新たな形とは
2025年2月16日、東京都千代田区にて第22回日本生殖心理学会・学術集会が開催され、その中でバイエル薬品株式会社が共催したランチョンセミナー「プレコンセプションケアを考える」が行われました。このセミナーには、産婦人科や婦人科に関わる医師たちが集まり、妊娠前の健康管理、特に心理的支援と生活習慣の重要性について議論されました。
プレコンセプションケアとは
プレコンセプションケアとは、将来の妊娠を考えた際に、女性やカップルが自らの健康や生活習慣を見つめ直すことを指します。これは、妊娠を希望するすべての人々にとって重要なプロセスであり、特に生殖医療においては欠かせない要素となっています。講演では、このプレコンセプションケアの重要性について幅広いテーマが取り上げられました。
ランチョンセミナーの概要
今回のセミナーには空の森クリニック理事長の德永義光先生が座長を務め、2つの主要講演が行われました。
講演1: 子宮内膜症合併不妊患者へのアプローチ
東京大学大学院医学系研究科産婦人科学の原田美由紀准教授は、子宮内膜症に関連する不妊の問題について講演しました。子宮内膜症は生殖年齢の女性に約10%みられる疾患で、特に子宮内膜症性卵巣嚢胞が卵巣に与える影響は大きいとされます。原田准教授は、卵子の質の低下や治療法の選択に関するアプローチを詳述し、早期診断の重要性を強調しました。特に思春期の早期介入が、将来的な妊孕性に影響を与える可能性がある点が注目されました。
講演2: プレコンセプションケアによる流産リスク低減方法
杉山産婦人科丸の内の院長である黒田恵司先生の講演では、流産のリスク要因として生活習慣が挙げられ、妊娠前からのケアが重要であると語られました。具体的には、禁煙、飲酒制限、カフェイン摂取の管理、及びビタミンDや葉酸の摂取が流産リスクを低下させる効果があると示されました。ストレス管理の重要性についても言及され、精神的なサポートが必要であると強調されました。
プレナタルサプリメントの役割
バイエル薬品が提供するプレナタルサプリメント「エレビット®」は、妊活や妊娠中の女性に必要な栄養素を補うアイテムとして注目されています。特に葉酸やマグネシウム、その他のビタミンやミネラルがバランスよく配合されており、妊娠をサポートするための必須アイテムと位置付けられています。
また、「メネビット®」「エレビット® 植物性DHA」や産後用の「エレビット® 産後ケア」なども展開されており、妊娠から出産、育児にかけての幅広いサポートを提供しています。
まとめ
今回のランチョンセミナーは、プレコンセプションケアの重要性を再認識し、妊娠を希望するすべてのカップルに大切な情報を提供する場となりました。バイエル薬品の取り組みは、今後の生殖医療の発展に大きく寄与することでしょう。健康な妊娠を迎えるために、皆さんもぜひ自分の生活習慣を見直し、必要なサポートを取り入れてみてください。
参考リンク