静岡銀行とブレインパッドが共催するデータサイエンスを学ぶインターンシップ開催

静岡銀行が展開するデータサイエンスインターンシップ

静岡銀行と株式会社ブレインパッドが共催する「しずぎん5daysインターンシップデータサイエンティストコース」が、2025年の8月18日から22日までの5日間、さらに追加日程として8月25日から29日にも開催されることが発表されました。これにより、学生たちはデジタル分野での銀行業務を深く体感する機会を得ることができます。特に、データ分析を通じて銀行の業務課題に挑むこのプログラムは、専門家のフィードバックを受けながら実践的なスキルを磨く貴重なチャンスです。

インターンシップの目的

このプログラムの主な目的は、静岡銀行内におけるデジタル化推進に貢献する人材を育成し、データを用いた金融業務の理解を深めることです。地域の学生のみならず、県外からの参加者も注目しており、多くの申込みが集まっています。

参加者は、データ分析を使って銀行業務における実際の課題を解決するためのグループワークを行います。この体験を通じて、どのようにデータを活用して課題を発見し、その解決策を提案するかを学びます。

プログラムの内容

プログラムは、いくつかの要素に分かれています。
1. 分析基礎講座 では、データ分析のプロセスやビジネスへの応用方法を学びます。この講座では、具体的なケーススタディを通じて理解を深めます。
2. 銀行業務の知識講座 では、静岡銀行でのデジタル人材の役割や業務の内容を解説し、具体的な業務イメージを掴むための内容を用意しています。
3. グループワーク では、実際に近い題材を基にした分析が行われ、参加者は座学で得た知識を生かしつつ、データから価値を引き出す作業を進めます。

インターンシップ開催の背景

静岡銀行のデータサイエンス推進部は、地域経済の活性化に向けて、データを活用した業務改善に取り組んでいます。データサイエンス分野においてスキルを持つ人材不足の現実は、日本全体の競争力低下の一因となっているため、こうしたインターンシップを通じて次世代の人材を育成することが求められています。ブレインパッドは、その豊富な経験を活かし、イベント全体の企画・運営を支援する役割を担います。

静岡銀行のデータサイエンス推進グループのグループ長、鍋田直也氏は、「地域経済への貢献を目指し、データを活用できる人材を育てるためにインターンシップを企画しました。多くの申し込みをいただいており、非常に嬉しく思います。」と語ります。株式会社ブレインパッドの副社長、西村順氏も、「データ活用人材の不足は日本の競争力向上のボトルネックです。このインターンシップは、学生がデータ活用を通じて実際のビジネスシーンを体験できる貴重な機会です。」と強調しています。

インターンシップを通じて、参加者は銀行業務におけるデータサイエンスの重要性を実感し、将来的なキャリア選択の参考にすることが期待されています。