メルクスタートアップ支援
2025-07-10 10:47:04

メルクが川崎市と提携 スタートアップ支援新プログラム始動

メルクと川崎市が協力してスタートアップを支援



2025年7月10日、東京でメルク株式会社が公益財団法人川崎市産業振興財団と基本合意書を締結しました。この提携により、新たに「メルクジャパン ベンチャーサポートプログラム」が設立され、ライフサイエンス関連のスタートアップ企業が全面的に支援されることとなります。

スタートアップを取り巻く現状


いま、スタートアップはリソースの不足や専門知識の必要性など、多くの課題に直面しています。特にライフサイエンス業界では、革新的な技術や新しい薬剤の開発が求められる反面、そのためには莫大な資金と専門知識が求められます。このような状況で、スタートアップが成功するための基盤を育む必要があります。

合意内容の詳細


メルク株式会社代表取締役社長の杉瀬純氏は、この取り組みが日本におけるスタートアップやベンチャービジネスのサポートシステムのニーズに応じていると述べています。特に、iCONM(ナノ医療イノベーションセンター)との協業は、スタートアップの成長を促進する重要な施策となっています。

このベンチャーサポートプログラムでは、メルクのグローバルネットワークを通じて、技術的な支援や様々な製品の購入に伴うサポートが提供される予定です。また、最先端の研究施設へのアクセスも可能となり、スタートアップ企業は大きなメリットを享受することができるでしょう。

成功への期待


公益財団法人川崎市産業振興財団のインキュベーション事業推進室ディレクターである厚見宙志氏も、この提携の意義について語っています。彼は、スタートアップが成長しやすい環境を整えることで、日本からのイノベーションが進み、ライフサイエンス分野におけるブレークスルーが期待されると述べました。この協力体制により、企業と社会が持つリソースが結集され、スタートアップが抱える課題を解決する大きな力となるでしょう。

iCONMの能力


iCONM in collaboration with BioLabsは、川崎市のキングスカイフロントにあるインキュベーション施設で、スタートアップ企業に対して370種類以上のハイエンド機器を提供しています。この環境と、米国ボストンにあるGlobal Incubator BioLabsの経験を組み合わせることで、日本のライフサイエンス分野のスタートアップがより成長しやすい状況が整備されるのです。

同施設では、微細加工から動物実験まで幅広い技術がサポートされており、これにより研究や製品開発のスピードが飛躍的に向上することが期待されています。

メルクの役割


メルクは、ヘルスケア、ライフサイエンス、エレクトロニクスに関連する幅広いサービスを提供しています。約63,000人の従業員が、人々の生活の質を向上させるために貢献してきました。ライフサイエンス事業においては、革新的な治療法の開発や新技術の導入に取り組み続けています。

こうした背景から、メルクの支援により、ライフサイエンス業界のスタートアップが国際的な舞台で活躍することが期待されています。未来の医療革新を実現するため、新たな起業家たちに光を当てるプログラムが展開されることに大いに期待が寄せられています。

最後に、この取り組みが日本だけでなく、世界全体の健康に貢献することが期待されています。スタートアップに必要なサポートを提供するメルクのプログラムが、多くの企業にチャンスをもたらすことでしょう。


画像1

会社情報

会社名
メルク株式会社
住所
東京都港区麻布台1-3-1麻布台ヒルズ森JPタワー26階
電話番号
03-4316-8000

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。