妊娠と授乳の服薬
2026-07-22 11:12:24

妊娠・授乳中の女性を支える薬局の新しい役割とは

妊娠・授乳中の女性を支える薬局の新しい役割とは



妊娠中や授乳中の女性にとって、服薬に関する選択は常に悩ましいものです。「この薬は飲んでも大丈夫なのか」「もしかして、控えるべきか」との迷いは、日常のさまざまな場面で急に生じることが多いもの。厚生労働省は妊娠中の服薬について、医師や薬剤師に相談するよう促していますが、実際には診療時間の制約や情報の多様性が影響し、多くの人が不安の中で過ごしています。

この課題に立ち向かうために、京都市にある「ひかり調剤薬局」は、妊娠中・授乳中の女性に特化した服薬支援へ取り組んでいます。この薬局では、産婦人科専門病院での勤務経験を有し、自ら不妊治療を経験した薬剤師が、妊娠中や授乳中の特有のニーズに応えようとしています。薬を選ぶ際に、「妊娠・授乳中だから」という理由で選択肢が狭まるのではなく、希望や治療の必要性を考えながら一緒に解決策を見出せる場所を目指しています。

妊娠・授乳中の服薬に特有の難しさ


妊娠中や授乳中の服薬には、一般的に「危険」とされる医薬品も存在しますが、その一方で治療に必要な薬を止めることができない状況も多く、単に「やめる」という選択だけでは済まされません。厚生労働省は妊娠が判明した際、自己判断で服薬を中断しないように呼びかけています。加えて、国立成育医療研究センターは妊娠中・授乳中の各種服薬に関する相談に応じており、全国各地に設けられた「妊娠と薬外来」も多くの女性に利用されています。実際、2025年度には872件の経過相談があり、その中にはオンライン相談も含まれています。

しかし、調査によると妊婦の67%が薬に対して不安を抱いており、40%がインターネットを情報源として利用していることが分かりました。これを見ると「相談の必要性」は広く認識されているにも関わらず、実際には相談をためらい、情報探しに苦労している多くの女性が存在することが伺えます。そのため「ひかり調剤薬局」は、普段の生活の中で気軽に不安を解消できる場の提供を目指しています。

薬剤師と不妊カウンセラーとしての貢献


「ひかり調剤薬局」の代表である大塚光は、薬剤部門の責任者として女性医療に従事してきた経歴を持っています。妊娠や出産、不妊治療などライフステージごとに起こる不安と向き合う中で、服薬に関する相談が医療の範囲外にあることを痛感しました。そのため、妊娠中や授乳中の女性に向けた支援の重要性を強く感じ、自身が不妊治療を経験したことも背景に、より強力な支援の体制を築く意義を見出しました。

大塚は不妊カウンセラー資格を取得し、専門的な知識と当事者としての経験を活かして、妊娠中・授乳中の女性が安心して相談できる環境の構築に取り組んでいます。この薬局では、治療の必要性、授乳の継続、患者の日常生活における状況や不安の度合いを丁寧に考慮し、必要に応じて医療機関と連携を取ることも視野に入れています。

オンライン相談の可能性


「ひかり調剤薬局」では、対面での相談を大事にしつつも、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展によってもたらされる新しい相談方法の価値を見出しています。医療機関よりも気軽に相談できる薬局として、今後はオンライン服薬指導を進め、遠方の女性など、すべての方に必要な情報とサポートを届けられる環境を実現したいと考えています。

大塚代表の想い


大塚代表は次のように述べています。「妊娠中や授乳中の服薬支援においては、慎重に考える姿勢が重要です。しかし、妊娠中だからといって本来あった選択肢が狭まるべきではなく、より良い道を共に考えられる余地があるのです。これは医師の判断に対する批判ではなく、服薬支援の重要性を示しています。医療現場での情報量が限られる中、薬剤師は患者さんの不安を整理し、医療者との橋渡しの役割を果たすことが求められています。」

今後も「ひかり調剤薬局」は、対面相談に留まらず、オンラインでの支援も強化しながら、全国の妊娠中・授乳中の女性に向けた手厚いサポートを提供していく方針です。


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会社情報

会社名
株式会社ラサーナ
住所
京都府京都市伏見区両替町4-299
電話番号

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