香りを言葉に変える「KAORIUM」が世界の舞台で評価
SCENTMATIC株式会社が開発したAI「KAORIUM」が、英国での名誉あるアワード「The Fragrance Foundation UK Awards 2026」で「最優秀デジタル・イノベーション賞」を受賞した。この受賞は、香りを言語化するという革新的な技術が評価された結果であり、KAORIUMは特に顧客体験を向上させる役割を果たしている。
KAORIUMの技術的背景
KAORIUMは、曖昧で捉えにくい香りを、誰もが理解しやすい言葉で表現したり、特定の言葉から関連する香りを導き出すことができるAIシステムである。このシステムを通じて、ユーザーは香りに対して自分の感性を反映させながら、選択肢としての香りを見つけることが可能となる。
香りは個人の感覚や文化、経験に深く結びついているため、その表現が難しいこともある。しかし、KAORIUMは最新のテクノロジーを駆使してこれを解決し、ユーザーが感じた香りの印象や感情を言葉に置き換えることを実現した。
受賞の背景
今回の受賞は、KAORIUMがAIを活用して香りと言葉の相互変換を行い、それによってより個人に適した香りを見つける手助けをしている点が高く評価されたものである。従来の香りの分類やパッケージ、ブランドイメージに依存することなく、ユーザー自身の感じ方や言葉を重要視したアプローチは、唯一無二の体験を提供している。
この新しい試みは、小売業やコミュニケーションの場においても革新をもたらす可能性がある。また、香りと言葉が交差することで、ユーザーはより深い感性に気づくことが期待される。
今後の展望
セントマティックは、KAORIUMを介して、香りだけでなく、広範な領域において新しい価値の創造を目指している。具体的には、感性教育、飲食体験、購買体験などの分野で、新しい香りの体験を提供することを計画している。その可能性は限りなく大きく、様々なビジネスシーンでの活用が期待される。
代表取締役の栗栖俊治氏は、「KAORIUMを通じて新しい香り体験を提案することで、個人の感性や考え方をより豊かにする手助けとなればと思います」と述べている。
未来の香り体験
香りを言葉に変換する技術は、フレグランス業界だけにとどまらず、教育や食文化、さまざまなサービス分野でも応用されることが期待されている。今回の受賞により、KAORIUMは国境を越えて香りの新しい体験を提供する可能性を証明した。
KAORIUMのコンセプトムービーは
こちらから視聴できる。
SCENTMATICについて
SCENTMATIC株式会社は、東京都渋谷区に本社を置く企業で、香りを言語化するAI「KAORIUM」を開発し、新しい「香りの体験」を創出しています。彼らの取り組みは、技術革新と感性教育を融合した最前線に位置しています。KAORIUMは、世界的なデザイン賞『A’ Design Award』でも評価されており、大学と共同研究を通じてその実用性を追求しています。