瞑想と仕事の関係
2015-07-14 11:14:35

瞑想習慣がもたらす仕事への良い影響とは?日本初の調査結果

近年、日本ではメンタルヘルスに対する関心が高まっており、企業における健康づくりや生産性向上の取り組みが求められています。そんな中、株式会社Campus for Hの研究チームが、日本初の調査として「瞑想習慣がある人ほど仕事のパフォーマンスが高い」という結果を導き出しました。本研究は、「PLOS ONE」でも発表されており、注目を集めています。

この調査は、ビジネスパーソンを対象に瞑想習慣の有無と、その影響を調べるもので、実際に瞑想を行っているのはわずか3.9%に過ぎないという驚きの結果が明らかになりました。更に、瞑想を行うグループは、年齢が若く、女性が多く、高い教育水準を持ち、平均的に世帯収入が高い傾向にあることが示されています。これらの結果は、瞑想習慣がある人の属性を理解する上でも示唆に富んでいます。

実際、瞑想習慣のある人たちは、仕事に対するエンゲージメントや自己評価するパフォーマンスが顕著に高い事が分かりました。特に、ワーク・エンゲイジメントは、睡眠や満足度よりも高い関連度を示し、瞑想習慣が働く意欲に直接的な影響を持つ可能性が浮かび上がります。

この調査結果について、キャンパスフォーエイチのイノベーション・ディレクター石川善樹は、「瞑想を行うことで期待される効果の検証が今後の課題である」と述べ、マインドフルネスに基づいたプログラムに期待を寄せていました。また、グローバル企業でマインドフルネスに関する研修を実施しているSIYLIのマーク・レッサーCEOも、研究の重要性を強調しています。

メンタルヘルスが企業の生産性に直結する今、瞑想と仕事のパフォーマンスの関連は無視できないテーマです。今後、より多くの実証研究が行われることで、瞑想の具体的な効果や、職場における実践方法が明らかになることが期待されます。企業や組織において、どのように瞑想を取り入れ、健康的な働き方を推進するかが、重要な課題となるでしょう。

調査の詳細や今後の施策については、キャンパスフォーエイチの公式サイトなどで情報を追っていけるでしょう。この革新的な研究が広がることで、より多くのビジネスパーソンが瞑想の恩恵を受ける未来が期待されます。

会社情報

会社名
株式会社 Campus for H
住所
東京都渋谷区桜丘町2-9第1カスヤビル8階
電話番号

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