マイナビの2026年卒業予定学生に関する調査結果
株式会社マイナビでは、2026年卒業予定の大学生や大学院生を対象にした「インターンシップ・就職活動準備実態調査」が実施されました。この調査は、2024年12月に実施され、1,131名の学生からの有効回答をもとにしています。
インターンシップ参加状況
調査の結果、大学生のインターンシップや仕事体験の参加率は56.1%となり、前年とほぼ同じ水準を記録しました。特に年末にかけて参加者が増加傾向にあり、2024年のキャリア形成活動に対する関心が高まっていることが伺えます。
学生のインターンシップ観
この調査で興味深いのは、インターンシップを「適職を知るための機会」と考える学生が59.6%に達している点です。
多くの学生がインターンシップを通じて自身の適性や興味を掴むことを重視しており、就職活動に向けた準備の場としての役割也果たしています。
成長を感じる要素
また、インターンシップや就活準備を通して最も成長を感じたことについて尋ねたところ、「主体性」が29.7%を占めました。このデータは、学生たちが自発的に行動し、学びを得ることに注力していることを示しています。
働く際の服装の希望
社会人としての服装についても調査が行われ、約半数の学生(49.1%)が「オフィスカジュアル」を好むという結果が得られました。服装が企業への入社意欲に及ぼす影響を感じる学生も36.9%に上昇し、昨年からの変化が見られます。この傾向は、柔軟な働き方を求める声が高まっていることを反映していると言えるでしょう。
SNSと企業イメージ
さらに、調査では企業が発信する情報についても意見が求められました。特に学生は企業文化や福利厚生についての具体的な情報を求めている一方で、「TikTokで新入社員が踊っている」といったコンテンツにはネガティブな印象を抱く傾向があります。つまり、企業のブランドイメージと合致しないコンテンツは学生に好かれないということが明らかになっています。
まとめ
マイナビの調査は、2026年卒業予定の大学生たちがインターンシップをうまく活用しているだけでなく、自己成長やキャリアに対する意識の変化も反映されています。就職活動が近づく中で、これらの実態は今後の学生たちの行動にどのように影響するのか注目されます。学生たちが自分の適職を見つけるためには、積極的にインターンシップに参加することが求められています。