フィジー出身のラグビー選手セミ・ラドラドラが静岡ブルーレヴズに加入

セミ・ラドラドラ選手が静岡ブルーレヴズに加入

静岡ブルーレヴズは、2025-26シーズンに向けて新たにフィジー出身のセミ・ラドラドラ選手と契約を結んだことを発表しました。132kgの体重を持つ190cmの大柄なバックス選手は、33歳という経験豊かなアスリートです。これまでのキャリアでは、フィジー代表としてワールドカップ2019および2023に出場しており、東京2021五輪の7人制ラグビーでは金メダルを獲得した実績があります。

キャリアの歩み

セミ・ラドラドラ選手のラグビーのキャリアは、大学時代から始まりました。フィジー国内リーグで頭角を現し、その後オーストラリアに渡ってラグビーリーグでも活躍を果たし、オーストラリア代表（カンガルーズ）にも選ばれるなど、国際舞台でもその名を広めました。さらに、ラグビー・ユニオンに転向後も、RCトゥーロン、ボルドー・べグル、ブリストル・ベアーズ、リヨンOUといった名門クラブでプレーし続けています。

フィジー代表としての輝かしい実績

ラドラドラ選手は、フィジー代表として11キャップを持ち、サッカー、ラグビーリーグ、7人制の3つのカテゴリーで国を背負ってきました。特に2021年の東京五輪では7人制ラグビーでのパフォーマンスが印象的で、見事に金メダルを獲得しました。また、彼のプレースタイルは攻撃的でありながら、守備面でも頼りにされる存在であることが特徴です。瞬発力や突破力、パススキルは、いずれも世界レベルです。

新たな挑戦への決意

契約発表にあたり、ラドラドラ選手は「静岡ブルーレヴズに加入できることを光栄に思います。日本リーグでプレーすることは以前からの目標であり、ブルーレヴズのようなトップクラブに参加できることに非常に嬉しく思っています。全力でチームに貢献したいと思います」と語っています。日本に到着後、新たなチームメイトやコーチ陣との出会いを心待ちにしている様子です。