中庄の新プロジェクト
2021-06-07 13:00:44
創業238年の伝統を活かした中庄の新プロジェクト「紙の遊園地」始動
創業238年の伝統を活かした新たな挑戦
東京都中央区に本社を置く中庄株式会社と、神奈川県川崎市のアート企画・アトリエヤマダが手を組み、革新的なプロジェクト「紙の遊園地プロジェクト」が始まりました。中庄は、長い歴史を通じて培ってきた紙作りの技術をもとに、地域に新たな創造の拠点を提供することを目指しています。
中庄の歴史と現代への挑戦
中庄は天明3年に創業し、238年にわたり日本橋で紙業に従事してきました。現在は印刷、出版用紙や家庭紙を扱いうれていますが、近年では「中庄の未来をつくる部」を立ち上げ、伝統を重んじつつも新たな挑戦を続けています。自社の強みである紙の特性を生かし、より多くの人々とつながり、紙の新しい可能性を探る活動に取り組んできたのです。
子ども達の創造力を育む「chokipetasu」
新たな取り組み「チョキペタス」は、子ども達と企業から寄付された紙や端材を活用し、自由に創作を楽しむ時間を提供する場です。アトリエヤマダとのパートナーシップにより、参加者はさまざまな素材を使って自分だけのアートを生み出すことができます。
このプロジェクトの背後には、「創造力の価値を再認識したい」という思いがあります。無目的である紙が、個々の使用者によって新たな価値を見出される様子は、子ども達の驚きや発見になり、未来への希望を育む場となることでしょう。
今後の展望
「紙の遊園地プロジェクト」は、今後も多様なイベントを開催する予定です。ワークショップを通じて、参加者がアートの楽しさを体験できる機会を増やし、また、和紙を使ったボードゲームの開発など、文化的な創造にも取り組む姿勢が見受けられます。
特に、初回のイベントは2023年4月19日に実施されました。この機会には多くの親子が参加し、楽しく紙に触れ創作を楽しむ姿が印象的でした。協力企業から提供された端材を活用することで、中庄は地域社会とも良好な関係を築き続けています。
コミュニティとの絆
中庄は、地域のニーズを取り入れながら、誰もが楽しめる文化的なスペースを提供することを目指しています。今後も、「チョキペタス」プロジェクトでは参加者が自由に選べる素材や道具を増やし、創造性を引き出す場としての役割を果たしていくでしょう。
さまざまな人々の参加を通じて、地域全体がアートに触れる機会を設けることで、さらなる文化交流が期待されます。中庄とアトリエヤマダは、この新たなアートの場を通じて、紙の価値を再考し、未来の可能性を育んでいく考えです。
今後、「紙の遊園地プロジェクト」の詳細情報は公式Twitter(@kami_project)にて随時発信される予定ですので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
会社情報
- 会社名
-
中庄株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋馬喰町1−5−4
- 電話番号
-
03-3663-0131