新しい下宿の形
2017-03-21 16:00:04

シングルマザーとシニアが共に暮らす新しい下宿の形とは

シングルマザーとシニアが共に生活する新しい下宿



日本におけるシングルマザーとその子どもたち、さらにはシニア世代が共に生活する新しい形の下宿が、東京都世田谷区にオープンしました。この新たな取り組みは、シングル親世帯の子育て支援とシニアの居場所作りを同時に実現するものです。

課題意識



近年の国勢調査によると、日本の子どもの中で、約17%がひとり親世帯で育っています。また、こうしたシングルマザーたちは、経済的な面などで大変な思いをしていることが多いです。また、子どもたちは核家族化によって、同世代の友だちや祖父母との触れ合いが少なく、孤独も感じやすい環境に置かれています。このような状況を改善するために、シングルズキッズとして新たな居住空間を提供するプロジェクトが立ち上げられました。

新たに誕生したシェアハウス



このシェアハウス、名付けて「シングルズキッズ MANAHOUSE用賀」は、用賀駅から徒歩15分の場所にあります。2階は4世帯のシングルマザーと子どもたちのための居住スペースとなっており、1階には保育士や幼稚園教員資格を持つ経験豊富なシニアが常駐しています。このシニアたちは子どもたちの世話をし、時には預かり保育も行います。

ここでは、家賃は4万から8.7万円の間で、夕食などのサービス費用は月4.5万円が必要です。毎日の夕食は週5日提供されており、大きなリビングで子どもたちが友達と楽しく過ごせる場を提供します。これにより、シングルマザーたちは仕事に専念でき、穏やかな環境で子どもたちも成長できます。

多世代共生のメリット



この下宿には、シングルズキッズたちにとって多くのメリットがあります。特に、シニアの管理人が在宅することで、母親以外の家族的つながりが生まれ、子どもたちは安心して成長できる環境が整っています。保育園のお迎えを手伝ってもらったり、子育てに関する相談も気軽にできるため、シングルマザーにとっても大きな助けとなります。

さらに、リビングの一角では会員制のサロンカフェが運営されています。ここでシニアたちが講師となり、子どもたちは様々なことを学んだり、宿題を手伝ってもらったりできます。このように多様な背景を持つシニアや地域の人々が教えることで、シングルズキッズの学ぶ環境も充実し、より豊かな生活が実現します。

企業としての挑戦



このシェアハウスは、シングルズキッズ株式会社が運営しています。東京都千代田区に本社を構え、ひとり親及びその子どもたちを支援する目的で活動しています。設立は2015年で、企業としては生活支援や学習支援、シェアハウスの運営を行っています。

このようにシングルマザーとシニアが共に励まし合いながら生活する新しい形の下宿が、少しずつその輪を広げていくことを期待しています。これからも日本各地で同様のプロジェクトが増えることで、子どもたちの未来が明るく照らされることを願っています。

会社情報

会社名
シングルズキッズ株式会社
住所
東京都世田谷区上用賀5丁目21-17
電話番号
03-5577-3109

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。