ティアフォーの実証実験
2025-02-18 10:43:41

ロボットタクシーの未来を切り拓く、ティアフォーの実証実験

ロボットタクシーの未来を切り拓く、ティアフォーの実証実験



自動運転技術の進化が日々進む中、その実用化に向けた取り組みが続けられています。特に注目を集めているのが、株式会社ティアフォーです。ティアフォーは、2024年11月にはお台場、12月には西新宿で、既存の交通網との調和を目指したロボットタクシーのプレサービス実証を実施しました。本実証は、経済産業省の補助金を受けて行われましたが、同社のビジョン「自動運転の民主化」を体現した重要な一歩でもあります。

実証の概要


本実証の目的は、ロボットタクシーのデザインを拡張し、複雑な都市交通環境に適合させることです。具体的には、お台場と西新宿で、ティアフォーが開発した自動運転システムを搭載したJPN TAXI車両を用いて、実際の交通状況での走行性能を検証しました。約500のシナリオに基づき、交差点での動きや、路上駐車車両の回避など、多様な状況での自動運転能力を評価しました。

安全を最優先に考え、実証中に運転操作が必要な場合には人間のドライバーが対応する体制も整えられ、結果として多様な交通状況に対する適応能力が確認されました。さらなるデータ収集を通じて、次のステップに向けた技術的課題も明らかにされました。

お台場と西新宿の取り組み


お台場エリアでは、利用者は音声で目的地を指定し、その周辺を走行しました。乗車に伴う平均走行距離は約3kmで、総走行距離は354kmに達しました。試乗後のアンケートによって、利用者からのフィードバックを集め、サービス向上に向けた改善提案も行われました。

一方、西新宿では、多くの人々が集まる地域特性を考慮し、利用者は配車アプリで7つの目的地から一つを選択して指定の道を走行しました。この実証は、新宿駅西口地区のパートナーと協力し進められ、地域内の交通条件により効果的に対応するための議論も行われました。こちらの走行も1回あたりの平均距離は約3kmで、総走行距離は622kmでした。

今後の展開


実証で得た成果は、ティアフォーが提供するロボットタクシー用のリファレンスデザインに反映され、さらなる事業展開が期待されています。これにより、自動車業界への新たな参入障壁が低くなることが見込まれ、結果として多様な自動車メーカーがロボットタクシー市場へ参入しやすくなるでしょう。ティアフォーは、2027年度までに全国各地でロボットタクシーを運用するためのサービスモデルを構築することを目指しています。

ティアフォーの企業理念


ティアフォーは「自動運転の民主化」を掲げ、世界初のオープンソース自動運転ソフトウェア「Autoware」の開発をリードするディープテック企業です。自動運転システムの実装を進めており、様々なパートナーとの協力を通じて、このシステムが持つ可能性をさらに広げています。「Autoware」に基づくエコシステムを通じて、より良い社会の実現に向けての取り組みを行っているのです。

ティアフォーに関心を持つ方々にとって、今回の実証実験は自動運転社会の未来を感じる貴重な機会となるでしょう。

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会社概要


  • - 社名: 株式会社ティアフォー
  • - 所在地: 東京都品川区
  • - 設立年月: 2015年12月
  • - 主な事業内容:
- 自動運転プラットフォーム開発
- 自動運転ウェブサービス開発
- 自動運転システム開発キットの販売
- 自動運転技術の教育事業

お問い合わせ先


Media Contact: [email protected]


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会社情報

会社名
株式会社ティアフォー
住所
東京都品川区北品川1-12-10 ジャコムビル
電話番号

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