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新型小型ファン付き白衣の魅力

食品工場での作業は、特に夏場になると非常に過酷です。高温多湿の環境下での作業は、熱中症のリスクを高めるため、効果的な対策が求められています。そんな中、菱熱工業株式会社が提供する「白い空調服™」のリニューアル版が、さらなる快適さを追求して登場しました。今回は、この革新的な作業着の詳細とその特長についてご紹介します。

「白い空調服™」の機能性

「白い空調服™」は、食堂環境での快適を追求した小型ファン付き白衣です。腰部に取り付けられた2つの小型ファンが外の新鮮な空気を取り込み、服と体の間を通過させることで、気化熱を利用して体温を低下させます。ファンを作動させた際の実験では、身体の表面温度が2〜3℃も下がることが確認されています。これは、熱中症対策にとって非常に重要なポイントです。

リニューアルのポイント

リニューアルされた白い空調服は、定番商品であるフードなしタイプとフード付きタイプで、細かな改良が施されています。

フードなしタイプの改善点

フードなしの「白い空調服™」は、当初の排気穴の面積を計算すると2.25倍に拡大され、圧倒的な風の通りを体験できます。これにより、より多くの外気が服内を循環し、涼しさが一層増しています。

フード付きタイプの重要な変更

フード付きの白い空調服は、生地が新しくなり、ポリエステルの割合が増加しました。これにより、軽量化が実現し、従来よりも100g以上軽い360gとなりました。8時間以上の長時間作業を行うユーザーの「少しでも軽く、少しでも涼しく」という要望に見事に応えています。

使用方法と特長

この空調服を使用する際は、特別に設計された内ポケットに充電式バッテリーを収納し、2つの小型ファンを白衣の腰に取り付けます。風量は4段階に調整可能で、最大風量は毎秒24.4ℓに達します。また、1ヶ月の電気料金はわずか50円程度と経済的です。ファンは簡単に取り外せるため、白衣の洗濯も容易です。

衛生管理への配慮

食品工場での使用を念頭に置いた設計がなされており、袖口にはリストガード、腰部にはウエストガードが装着されています。スナップボタンの採用により、面ファスナーよりも異物の付着を防ぎ、衛生管理面でも抜かりがありません。

未来への展望

「白い空調服™」は10年以上にわたる改良の結果、国内で初めて食品工場向けに開発され、その信頼性は高まっています。今後、年間5000着の販売を目指し、さまざまな分野での導入が期待されています。

会社概要

菱熱工業株式会社ヒシネツコウギョウは、1948年に設立され、冷熱エンジニアリングを中心に様々な分野に対応した製品を提供しています。今後も、ユーザーのニーズに応えながら、より快適な作業環境を実現するための製品の開発に取り組んでいくことでしょう。

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