株式会社エアロジーラボ(AGL)は、千葉市で実施されたレベル3飛行による医薬品配送の実証実験に参画しました。
この実験では、日本調剤谷津薬局から交付された医薬品を、千葉市にある高齢者施設「プレザンメゾン美浜」までドローンで配送しました。往復約25kmのルートを飛行し、目的地ではウインチを用いて医薬品を積み下ろし、無着陸で離陸ポイントまで帰還するというオペレーションを行いました。
当日は海風が強く吹くなど、天候は良好とは言えませんでしたが、飛行時および荷物降下時にもドローンは安定して飛行できたことが確認されました。
AGLが開発したAeroRangeシリーズは、エンジンジェネレーターを搭載したハイブリッド型ドローンで、3時間を超える飛行時間が特徴です。今回の実験では、その性能がウインチを用いた医薬品の配送オペレーションに活用できることが技術的に検証されました。
今後、測量や点検などの用途でも技術実証を重ね、社会的に意義の高いモビリティとして幅広く活用されることを目指しています。
AeroRange G4-Sの概要
名称:AeroRange G4-S(マルチローター型ハイブリッドドローン)
最大飛行時間:200分(3.0kg搭載時:150分)
最大ペイロード:7.0kg
サイズ:1,280mm(ローター間)
乾燥重量:12.3kg
AGLは、ドローン技術の更なる発展と社会実装を目指し、今後も積極的に実証実験に取り組んでいきます。