AI活用の指導と自発的参加が鍵:LIFEFUNDの取り組み
近年、AI技術はさまざまな業種で活用されていますが、建築業界では依然として課題が山積しています。株式会社LIFEFUND(本社:静岡県浜松市)は、この課題を解決するために新たな社内組織「AIアンバサダー研究会」を発足しました。この研究会は2026年1月に設立され、発足からわずか4か月で、正社員55名中28名(過半数)が自発的に参加する組織へと成長しました。
建築業界におけるAIの現状
建築業界のAI活用の実態は、全社的な活用がわずか9.4%にとどまっています。多くの企業が「何から始めればいいか分からない」という理由から、AI活用を個人に留めているのが現状です。企業の経営者たちが望んでいるのは、自社に合った成功事例や具体的な導入手順ですが、実際にはAIを活用した経験が少ないために判断するのが難しいのです。
LIFEFUNDが行った調査では、全体の90.6%が企業としてのAI活用に至っていないことが分かり、特に「何に投資すべきか判断できない」との回答が41.5%に上りました。このように、AIの導入自体は進行しているものの、組織全体での戦力化が後れを取っているのが現実です。
AIアンバサダー研究会の目的と仕組み
「AIアンバサダー研究会」では、正社員が自主的に参加し、AIを業務に活かすための学びを深めています。この会は社員の自主参加によって成り立っており、強制的なルールは存在しません。発足からわずか4か月で、28名が参加しており、これは業界のAI活用を個人利用で終わらせないための重要な進展です。
研究会に参加することで、会員はAIを業務で活用するための知識を得るだけでなく、自らの部署で学んだことを共有し、新たな会員を勧誘する活動も行っています。LIFEFUNDは、AIを導入する際の強固なサポート体制を整え、AIスキル向上のための非常に実践的な環境を提供しています。
3つの支援制度
1.
社長による指導: 代表取締役の白都卓磨氏が講師を務めるAI勉強会を通じて、社員はAIに関する実用的なスキルを学び、理解を深めることができます。
2.
AIスキルの向上支援: 研究会員には、Claudeの有料プランへの加入を支援するなど、AI活用を促進するための環境を提供しています。
3.
特別待遇制度: 活発に活動する研究会員には、報酬としてプランのアップグレードを認める特別待遇が用意されています。これは、自主性を後押しするための制度であり、参加者のモチベーション向上に寄与します。
代表の展望
白都卓磨氏は、「AIは単なる道具ではなく、全員が使える環境をつくることが企業の競争力を高める」としています。彼は、社長自らがAIの重要性を社員に伝えることにより、AIが企業文化として根付くことを目指しています。また、LIFEFUNDは「建築AI経営研究会」やホリエモンAI学校「建築校」などの教育事業を通じ、さらなるAI活用のモデルを確立していく方針です。
まとめ
LIFEFUNDの「AIアンバサダー研究会」は、建築業界におけるAI活用の新たな道を切り開いています。自主参加を基本とした参加型のモデルを採用することで、今後のAI文化の浸透を期待できるでしょう。AIの利活用が進むことで、建築業界の競争力向上に繋がることが期待されます。
LIFEFUNDの取り組みが、他の企業にも波及し、業界全体でのAI活用が一層進展することを願っています。