多忙な考古学者たちの日常を知る新刊の魅力
考古学というと、エキゾチックな発掘現場での冒険や古代の遺物を発見するロマン溢れる姿が思い浮かびますが、実はその裏には多忙な日常が存在します。株式会社ポプラ社から2025年2月13日に発売される最新刊『考古学者だけど、発掘が出来ません。多忙すぎる日常』は、まさにそのリアルな側面を描いたエッセイです。
発表の背景
この本は、3人の現役考古学者が執筆を手掛けたノンフィクションエッセイです。彼らは、実際の発掘現場で遭遇したさまざまな出来事や、考古学者の多忙な日常について率直に語ります。昨年7月に刊行された前作『考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった話』は、すでにテレビやWEBメディアで注目を浴び、話題となりました。
エピソードの数々
新刊では、発掘だけではなく、日々の事務作業や大学の授業、進路相談など、考古学者たちの多様な業務内容に迫ります。それに加えて、彼らは休みがほとんどなく、驚くべきエピソードが続出します。たとえば、エジプトではラクダの帰宅ラッシュに巻き込まれ、ジャングルでは謎の黒い物体に追われるといった、考古学者ならではのユニークな体験が語られています。また、2泊4日のエジプト弾丸ツアーや、毎日17時間労働といった驚愕の実態も明らかにされています。読者は思わず笑ってしまうシーンが満載です。
若者へのメッセージ
この本は大人だけでなく、中学生や高校生にも楽しめる内容となっています。考古学者という職業が遠い存在ではないことを伝え、学生たちに考古学への興味を喚起する良いきっかけになることでしょう。
著者プロフィール
本書の著者は、エジプト考古学者の大城道則、 中国考古学者の角道亮介、そしてマヤ文明を専門とする青山和夫の3人です。彼らはそれぞれ異なる地域の考古学を担当し、その専門性を活かして執筆を行っています。
- - 青山和夫:考古学とマヤ文明を専門とし、数多くの著書を持つ。
- - 大城道則:古代エジプトを研究し、発掘調査にも参加。
- - 角道亮介:中国殷周時代の青銅器研究をしている。
書籍情報
この新著籍の定価は1,760円(税込)。特に発掘作業に必要な知識や現場での体験が豊富に詰まっており、考古学を志す学生や興味のある一般読者にも非常にユニークな参考資料になるでしょう。考古学者の本音や彼らの日常を覗き見てみませんか?
興味があれば、ぜひ手に取ってお楽しみください。
【書籍情報】
- - タイトル:『考古学者だけど、発掘が出来ません。多忙すぎる日常』
- - 著者:青山和夫、大城道則、角道亮介
- - 発売日:2025年2月13日
- - 定価:1,760円(税込)
- - 詳細リンク:ポプラ社書誌ページ / Amazon商品ページ