乳がんと盆踊り
2020-08-26 11:00:04

レトロポップな盆踊りで乳がん検診の重要性を発信!

乳がん検診の重要性を踊りで伝える「ピンクリボン音頭」



新型コロナウイルスの影響により、ガンの検診率が低下する中、乳がんに対する早期発見の重要性を伝えるためのユニークな取り組みが始まりました。それが、レトロポップな音楽と振り付けで創り出された「ピンクリボン音頭」です。この盆踊りは、乳がんの早期発見やセルフチェックの必要性を多くの人に認識してもらうためのプロジェクトです。

プロジェクトの背景



乳がんは早期に発見すれば約90%が治るとされている疾患ですが、残念ながら通常の検診率は低いまま。特に30代や40代の女性は、仕事や家事、育児に追われているため、受診の時間を確保しづらい点が課題になっています。そこで、意識があまり高くない人たちにも乳がんについて知識を深めてもらうきっかけを作り、月に一度のセルフチェックを習慣化しようという動きが生まれました。

アートプロジェクトの詳細



「ピンクリボン音頭」は、大田区にある「ピンクリボンアートプロジェクト」と、東京都豊島区の「一般社団法人日本盆踊り協会」によって共同開発されました。この間、オンライン盆踊り大会でPVが公開され、多くの注目を集めています。さらに「ピンクリボン音頭」は、ただ楽しいだけでなく、身体的な健康増進にも寄与する要素が盛り込まれており、振り付けや歌詞にはセルフチェックの方法が含まれています。

振付と音楽



振付を担当したのは、数々の有名アーティストの振付を行ってきた香瑠鼓さん。彼女の振り付けは、聞いて覚えたら誰でも踊れるような、分かりやすく楽しめるスタイルが特徴です。例えば、香取慎吾やWinkの楽曲で見られるような振付が印象的です。音楽は、アルゼンチンのギタリストIRVING KOJIが作曲したもので、日本人に親しみやすいメロディとラテンのリズムが融合したお洒落な仕上がりになっています。

PVの中では、「月に一度はチェック!チェック!チェック!」というフレーズが盛り込まれており、思わず口ずさみたくなるメロディに仕上がっています。これにより、楽しく踊りながらも、乳がん検診の重要性を自然に覚えてもらえる仕組みになっています。

踊りの演出



この盆踊りには、日本舞踊経験者のパフォーマーたちが参加しており、楽しい雰囲気の中で踊りを披露します。衣装にはアンティークのピンクの襦袢が使われ、レトロで可愛らしい印象を与えています。また、PVの撮影場所も渋谷のレトロポップな雰囲気が漂うスポットとなっており、視覚的にも楽しめる内容となっています。

今後の活動と実施予定



今後は、様々なスポーツイベントやお祭りでの配信、ステージでの踊りなどを通じて「ピンクリボン音頭」を広めていく予定です。また、月に一度のセルフチェックの習慣を推進し、より多くの女性に乳がん検診の大切さを伝える活動を続けていきたいと、代表の服部奈菜さんは語っています。このプロジェクトを支える仲間も募集しており、共に様々な場面でピンクリボン音頭を拡めていく取り組みが進行中です。

「ピンクリボン音頭」はただの踊りではなく、楽しむことで医療への関心を高めるきっかけとなることを目指しています。これからも多くの人々にそのメッセージを伝えていく活動に注目していきたいと思います。

会社情報

会社名
ピンクリボンアートプロジェクト
住所
東京都大田区北千束2-46-11
電話番号

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。