ファミリーマートとミークが合同で省エネに挑む
2024年より、ファミリーマートはホスピタリティを重視しつつ、環境への配慮を強化するための一環として、ミーク株式会社との新たな資本業務提携に取り組み始めました。この取り組みの一環として、店舗での省エネと節電対策が一層強化される見込みです。
新設される「エネルギーマネジメント部」
ファミリーマートは、2024年3月から建設・管財本部の内に「エネルギーマネジメント部」を新たに設立し、店舗省エネグループを併設します。このグループでは、店舗の省エネ効果を最大化するために、様々な節電機器の実験的導入を進め、効果が見込まれる技術を迅速に各店舗に展開する方針です。具体的には、2025年2月末までにCO2換気制御機器を約1,100店に導入し、店舗全体の電力使用量を約2%削減することを目指しています。
CO2換気制御とは、店内に設置されたCO2センサーのデータをもとに、換気のON・OFFを自動で調整し、過剰な換気を行わないようにするシステムです。これにより、空調機の負担が軽減され、エネルギーの無駄を省くことが実現します。
遠隔稼働監視システムとは?
また、今回の取り組みの中で、ファミリーマートは約450店舗においてミークの『MEEQ SIM』と『MEEQデータプラットフォーム IoT ストレージ』を使用した遠隔稼働監視システムを導入することが決まりました。このシステムにより、CO2センサーの稼働状況がリアルタイムで確認でき、そのデータは視覚的に管理されます。万が一異常を検知した際には、即座に通知が届くため、迅速な対応が可能となります。
ファミリーマートとミークは、今後も店舗の省エネ・節電への取り組みを継続的に推進し、さらなるお客様の利便性を追求していく方針です。両社のシナジーを活かした店舗運営の効率化を通じて、運営コストの削減にも寄与することが期待されています。
企業の基本情報
株式会社ファミリーマート
- - 所在地:東京都港区芝浦三丁目 1 番 21 号
- - 代表者:細見研介
- - 設立年:1981年
- - 事業内容:フランチャイズ事業によるコンビニエンスストア経営
ミーク株式会社
- - 所在地:東京都渋谷区渋谷3-10-13TOKYU REIT渋谷Rビル 8階
- - 代表者:峯村竜太
- - 設立年:2019年
- - 事業内容:NoCode IoT/DX Platform『MEEQ』及びMVNE事業
この新たな省エネ対策は単に電力削減に留まらず、持続可能な社会を実現するための重要な一歩となります。今後の展開が期待されます。