モバイルオーダーの革新
2020-09-29 11:00:05
新型コロナ対策として飲食店に導入されたモバイルオーダーシステムの詳細
飲食店での新たなオーダーシステムの革新
新型コロナウイルスの影響で、飲食店は多くの変革を求められました。その中で、飲食業界の効率化と安全性を両立するための新たなモバイルオーダーシステムが登場しました。このシステムは、WPCとNTT Comが共同で開発したもので、「メニウくん」というセルフオーダーシステムを基にしています。
背景と目的
近年、飲食店における省人化や無人化は急務となっています。WPCは、過去に多くの飲食店で導入した実績を持ち、NTT Comは各種システムと連携し、データの利活用を進めています。この協力により、スタッフと来店者との接触を減らし、オペレーションの効率を最大化することを目指しています。
新システムの特長
この新しいモバイルオーダーシステムは、次の特長を持っています。
非接触オーダーの実現
来店者は、スマートフォンを用いてQRコードを読み取ることで、すぐに注文が可能です。この仕組みにより、従業員や専用端末に触れることなく、感染症のリスクを低減します。また、アプリのインストールやアカウント作成は不要であり、誰でも手軽に利用できることが魅力です。
システムとの連携
APIGWを活用することで、他の外部システムとの連携が可能になります。これにより、飲食店や小売店のオペレーション向上に貢献することができます。例えば、キャッシュレス決済や顧客データの利活用といった先進的な機能が取り入れられるでしょう。
コスト削減と利便性
既存のシステムとの互換性があり、初期投資や運用コストを削減できます。WPC提供の管理機能と連携することで、これまでの「メニウくん」と同様に多様なPOSシステムと連携が可能です。これにより、飲食店は新たなシステム導入にかかる経済的負担を軽減しつつ、効率的な運営を実現できます。
導入事例
本システムはすでに、甘太郎横浜西口本店や、かっぱ寿司チェーンの多店舗に先行導入されています。これにより、多様な飲食体験を提供するとともに、非接触オーダーの利点を実証しています。
今後の展望
このシステムは、2022年までに国内外の約10,000店舗への導入を目指しています。また、さまざまなパートナーとの連携を進め、さらなる機能拡張やサービス向上を図ります。飲食業界における課題解決に向けて、このシステムは新たなプラットフォームを築く可能性を秘めています。
展示会情報
この新システムは、2020年10月14日から16日に開催される「NTT Communications Digital Forum2020」で紹介される予定です。参加には事前登録が必要で、公式ウェブサイトから申し込みが可能です。必要な情報を得られる良い機会となるでしょう。
まとめ
飲食業界の効率化と非接触オーダーの必要性が高まる中、この新システムは非常に重要な役割を果たすと期待されます。安全で便利な飲食体験を提供するための新しいステージの幕が上がりました。
会社情報
- 会社名
-
ワールドピーコム株式会社
- 住所
- 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1横浜ランドマークタワー9F
- 電話番号
-
045-277-2668