パーソルがJAPAN HR DX AWARDS 2024で特別賞を受賞
パーソルホールディングス株式会社が、先日開催された「JAPAN HR DX AWARDS 2024」において特別賞を受賞しました。これは、国内グループの社員が生成AIを活用するスキルを向上させるための取り組みが評価された結果です。
パーソルとは
パーソルは1973年の創業以来、人と組織にかかわる人材派遣や紹介、アウトソーシングなど多岐にわたる事業を展開してきました。近年では、新たな技術を取り入れることを通じて企業の転換を進めています。そのビジョン、「はたらいて、笑おう。」を掲げ、その実現に向けて日々尽力しています。
受賞の理由
生成AIの急速な普及に伴い、企業としてAI技術をどう活用していくかが重要な課題となっています。パーソルは、従業員が自律的に生成AIのスキルを学び楽しむことができる環境を整え、共創をテーマにした学びの場を提供しました。これにより、社員は生成AIを正しく理解し、実務に活用できる能力を高めています。
取り組みの具体例
PERSOL Chat Assistantの開発
パーソルでは、社内用のAIツール「PERSOL Chat Assistant」を内製開発し、業務に活用しています。このツールは社員の生成AIスキルを向上させるためのプラットフォームとして機能しています。
コミュニティの立ち上げと学び合い
さらに、社員同士が情報を共有し合うオンラインコミュニティも設立され、参加者は2024年10月時点で2,000人以上に達しました。また、コミュニティラーニングのセッションは28回開催され、2,400名以上の参加者が集まりました。これにより、社員同士で生成AIに関するプロンプトを500件以上共有し、活発な知識交換が行われています。
ガバナンス意識の向上
社員が生成AIを効果的に活用できるよう、ガバナンス意識の向上に向けた取り組みも進めています。具体的には、生成AI資格試験の団体受験を実施し、正確な知識の習得を促しています。こうした施策は、社員の学びを深めるだけでなく、企業全体の人材育成文化にも関連しています。
結論
パーソルは「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、AI技術の積極的な活用を通じて、100万人のより良い雇用機会を提供することを目指しています。今後も新たな取り組みや技術を取り入れることで、より多様な人材育成を進めていくことでしょう。
JAPAN HR DX AWARDSとは
このアワードは、人事や人材育成において革新的な取り組みを行っている企業を表彰するイベントであり、パーソルの受賞はその努力の結果として示されています。主催者は、日本デジタルトランスフォーメーション推進協会です。また、パーソルホールディングスのこれまでの業績や今後の展望についても注目です。