プラスチックの新価値
2025-01-10 14:50:23

伝統技術とリサイクルプラスチックが生み出す新たな価値の創出

伝統技術とリサイクルプラスチックが生み出す新たな価値の創出



はじめに


近年、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが世界中で進められています。その中でも、リサイクルプラスチックの活用が注目され続けています。そんな中、三重県鳥羽市に本社を置く株式会社REMAREと愛知県名古屋市の有限会社竹正が業務提携を発表しました。これにより、従来のプラスチックのイメージを一新する製品が誕生する可能性が広がっています。

提携背景


REMAREは海洋プラスチックのリサイクルを手掛ける企業で、デザイン性と実用性を兼ね備えた建材や板材を提供しています。一方、竹正は江戸時代から続く伝統的な漆塗りを専門とし、文化財の修復や高品質な仏具の制作に力を入れてきました。この両者が共に伊勢湾の地域で活動し、互いの得意分野を活かし、環境に配慮した新たな価値創出を目指すことに至ったのです。

REMAREの取り組み


REMAREでは、海洋ゴミを再利用した廃プラスチックのマテリアルリサイクルに注力しており、最近では多様なプラスチックのリサイクル技術を確立しました。これにより、クオリティの高い製品を安定供給することが可能となっています。その製品は見た目にも優れ、高級感あふれるデザインが特徴です。大理石に似た質感や、カラフルな仕上がりも実現可能で、商業施設や住宅などさまざまな分野での利用が期待されています。

竹正の技術力


竹正の漆塗装技術は、その地域性と歴史的背景から豊かに育まれてきました。漆の持つ自然素材としての魅力と、高い耐久性は現在の住宅や商業デザインにおいても高く評価されています。さらに、竹正は「KISOKA」というフラッグシップ製品の展開を通じて地域の文化と歴史を大切にしながら、現代的なニーズにも応えています。職人たちの技術を継承しながら、新しい価値を見出すことに注力しています。

提携による新たなプロダクト


今回の提携によって、竹正の高品質な塗装技術がREMAREのリサイクルプラスチック板材に応用されます。具体的には、竹正の漆の厚みや仕上がりの美しさを活かして、再生プラスチック材の特徴を引き立てる新しい製品の開発が進んでいます。艶消し仕上げや光沢仕上げの多様な表現を実現することで、より魅力的な商品が市場に登場することが期待されています。

環境への影響


この提携は、環境負荷の削減という重要な側面も持っていることが特筆すべき点です。REMAREの理念である「炭素固定」に共鳴する竹正の技術が組み合わさることで、長期的な使用が可能な素材の選択肢が増え、持続可能な社会に貢献することが見込まれています。

まとめ


この業務提携は、伝統技術と現代のリサイクル技術が融合する好例であり、日本のものづくり文化の発展に寄与するものとなります。新たな製品は、住宅や商業施設の装飾素材として幅広く展開される予定です。地域経済の活性化にも寄与するこのプロジェクトが、伝統と革新の架け橋となることでしょう。

今後の展望


今後、ペアで開発された製品は展示スペースやオンラインショップで一般にも公開予定です。興味のある方は、サンプルを取り寄せることができるので、ぜひ手に取ってみてください。全ての人に愛される製品を目指すこの取り組みに、期待が高まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

会社情報

会社名
株式会社REMARE
住所
鳥羽市鳥羽5-2-14
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 三重県 鳥羽市 REMARE リサイクル技術 竹正

Wiki3: 三重県 鳥羽市 REMARE リサイクル技術 竹正

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。