プロデザイナーが支援する！障がい者就労をサポートする新しい試み

株式会社LbyLの取り組みとその背景

株式会社LbyLは、大阪市中央区にて障がい者の就労支援を行う事業所を運営しています。2020年12月に「LbyL堺筋本町事業所」を開設し、その後の成功を受けて2022年4月には「LbyL本町事業所」を追加で開設しました。これらの事業所は、精神障がいや発達障がいを持つ方々を対象に、デザインやITのトレーニングを通じて就職支援を行うことを目的としています。

就労移行支援事業とは

障がいを持つ方が社会に適応できるようにするための支援策として、就労移行支援事業があります。このサービスは、必要とされる職業スキルを身につけるとともに、長く働ける就職先を見つける手助けを行います。利用対象者は18歳から64歳までの方で、障がい者手帳や精神疾患の診断書を持っている必要があります。全国で約4万人以上がこのサポートを受けています。

LbyLの特徴とその魅力

LbyLでは、プロのデザイナーが多く在籍しており、各自の訓練をサポートしています。具体的には、20年以上のキャリアを持つデザイナーや、幅広い業界で活躍しているマルチクリエイターなど、様々なバックグラウンドを持つ支援員がいます。これにより、実務レベルのスキルを短期間で効率よく学ぶことができ、独学では得られない専門的なアドバイスが受けられます。

また、訓練に使用するソフトウェアは業界標準のものが揃っており、利用者は最新のツールを使って訓練を受けることができます。特に、Macや高スペックのWindowsPCを個々に使用できる環境が整っているため、本番さながらの体験が可能です。さらに、液晶ペンタブレットなども設置されているので、アートやデザインに特化した訓練も容易に行えます。

充実したサポート体制

経済的な理由で就労支援を受けられない方を増やさないため、LbyLでは様々なサポートを設けています。例えば、通所にかかる交通費や昼食を提供し、資格取得に必要な費用も補助しています。このように多角的な支援があることで、より多くの方が安心してスキルを習得できる環境となっています。

デザインスキルがもたらす可能性

デザイン技能を身につけることによって、就職活動の際の競争力が高まることも見逃せません。デザイナーとしてだけでなく、一般企業でもそのスキルを活かし、広報物の制作などにも携わることができるチャンスが広がります。加えて、デザインスキルは将来的な在宅勤務にも繋がるため、新たな働き方の選択肢を提供します。

参加しやすい体験プログラム

LbyLでは、見学や体験会も随時開催しており、グラフィックデザインだけでなく、WEBデザインや動画制作の体験も可能です。利用者が興味のある分野からアプローチできるため、より参加しやすい環境を整えています。