次世代の起業家たちが台湾で国際ピッチを競う！

次世代の起業家たちが競った国際ピッチイベント

2025年6月20日、台湾において「第3回 G-1スタートアップグランプリ」が開催され、全国の学生起業家たちが一堂に会し、自らのビジネスアイデアを競い合いました。本イベントは、次世代を担う若者たちに国際的な舞台を提供し、社会課題への創造的なアプローチを発揮することを目的としております。主催は、ITスタートアップ企業であるMilk.株式会社で、今回が初の海外開催となります。

会場となったのは台北にあるGIS NTU Convention Center。イベントには多くの地元のスタートアップ支援者や投資家、企業関係者、そして学生たちが集まり、会場は交流と支援の温かい雰囲気に包まれていました。

見どころ満載のピッチバトル

今回のピッチバトルには、厳選された10組のファイナリストが選出され、彼らが自身の情熱と革新をぎゅっと詰め込んだプレゼンテーションを行いました。ファイナリストたちは、社会に待ったなしの課題に対応するためのテクノロジーの利活用や、若い世代ならではの視点から発想されたさまざまなテーマに挑んでいます。

特に感心されたのは、彼らが短い時間の中で強い独創性や情熱を見せ、戦略的なピッチを展開した点です。現地の投資家や起業支援者たちも、彼らのアイデアに対して高い評価を送っており、参加した学生たちにとって新たな出会いやネットワーク構築の機会となりました。

優勝チームの発表

競技の結果、見事に優勝を果たしたのは坂上大斗氏が提案した『FastGo』でした。このサービスは、飲食店の行列をQRコードを用いてスキップすることができるファストパスシステムです。DXを駆使し、利用者が行列に並ぶ手間を省くことで新しい時間の価値を創出することを目指しています。

準優勝には、関口大夢氏の『SmartCheck』が選ばれました。このサービスは、QRコードを駐車場に貼るだけで、多言語対応のスマート駐車場に変えることができ、AIカメラを駆使した詳細な分析機能も搭載されています。

3位には、角鹿翔和氏の『SATSOIL』が受賞しました。このプラットフォームは、衛星データとAIを用いて土壌の状態を解析し農業投資を支援するものです。

新たな挑戦の未来へ

今回のイベントは、参加者一人一人にとって大きな経験の場となりました。Milk.株式会社は、このようなピッチイベントの開催を通じて、若者たちが挑戦できるエコシステムの構築に努めており、将来的にはアジア全体のスタートアップ産業の発展にも寄与していくことを目指しています。

次回の「G-1スタートアップグランプリ」は、2026年3月20日（春分の日）に台湾で再度開催される予定です。若き起業家たちの新たな挑戦が、未来の経済を変える原動力になることを期待して、Milk.株式会社は今後も全力でサポートしていく所存です。