日立と肥後銀行の取り組み
2025-07-02 11:53:50

日立の新技術が肥後銀行の災害対策を支援する画期的な取り組み

日立と肥後銀行、災害対応の新たな可能性を切り開く



株式会社日立製作所が株式会社肥後銀行において、災害時の運用を想定した新しい取り組みを実施しました。具体的には、2023年5月18日から24日の間、国内にある二つのデータセンター間での基幹系システムの切り替え運用を行い、常時安定した業務運営を確認しました。この取り組みは、自然災害への備えを強化することを目的としており、今後の金融機関にとって重要な事業継続計画(BCP)の一環となります。

先進的なシステムの運用



これまで、肥後銀行では災害や緊急事態に備えるため、休日限定での切り替え訓練を行っていました。しかし、今回の運用では初めて平日の業務全体の切り替えが行われ、銀行が迅速にサービスを再開できる基盤が整ったことが確認されました。このことは、金融機関としての事業継続における大きな前進となります。

特に、日立が提供する基幹系システム「Banks’ware for Open Platform」は、この取り組みの中心にあります。このシステムは、Linux基盤で動作する国内初のオープン型の基幹システムで、地域金融機関向けの勘定系業務をアウトソーシングとして提供しています。

データレプリケーションの活用



さらに、基幹系システムのデータやログをリアルタイムで別のセンターに複製するデータレプリケーション機能により、災害時でも即座にサービスを再開できる体制が整えられています。これにより、バンク業務がアクティブに続けられ、利用者に対して迅速に安心できるサービスを提供できる仕組みが確立されています。

自然災害に対する意識の高まり



近年、自然災害は予測困難な状況が増しており、金融機関の災害対応への備えがより求められるようになっています。その中でも、オペレーションレジリエンス、つまり業務の強じん性と復旧力を高めることが重要な経営課題となっています。肥後銀行は、2019年に新しい基幹系システムの稼働を開始し、その一環として災害への対応を強化してきました。

未来に向けた目標



日立としては、「Banks’ware for Open Platform」を始めとするソリューションを通じて、地域金融機関の様々な課題に寄り添い、安全で持続可能なサービス提供を続けていく方針です。この取り組みは、金融業界全体におけるリスク管理や業務継続性の向上に貢献するでしょう。肩を並べる地域金融機関のサポート領域を拡大し、安心・安全な銀行サービスを実現するため、日立はこれからも努力を続けます。


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会社情報

会社名
株式会社 日立製作所
住所
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号

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