新社会人が初任給をどう使うか、心身の健康を重視する傾向が明らかに
新年度が始まり、2026年卒の新社会人としての生活がスタートするこの時期に、Z世代の働き方に関する調査結果が発表されました。26卒と25卒、合計479名を対象にしたこの調査は、特に経済的な不安が高まる中での「新生活」の実態に焦点を当てています。
初任給の使い道
調査によると、新社会人の多くが初任給を「自分へのご褒美」として使おうと考えていることがわかりました。具体的には、ファッションや美容、家電などへの投資が意欲されており、43.6%が「自分へのご褒美」と回答しています。特に女性からの支持が高く、男性よりもこの選択の割合が高いという結果が出ています。これに続くのが、将来への備えとしての「貯金(33.8%)」や「住居や光熱費などの生活費(27.4%)」といった堅実な選択肢です。
これらの結果からは、生活費や趣味を優先すると同時に、将来を見据えた消費行動が伺えます。特に新社会人の声には、「学生時代にもっと貯金しておけばよかった」という後悔の念が見えることから、初任給の使い道になかなかのプレッシャーを感じているようです。
家族へのプレゼントも重要
また、初任給で家族やお世話になった方々へプレゼントを考える動きもあり、「外食」という回答が29%で最多という結果が出ています。家族との時間を大切にしたいと考える新社会人が多く、やはり「旅行」「ファッション」といった選択肢も人気です。自分自身を労わるだけでなく、周囲の人たちにも感謝の意を示したいという思いが強いことが窺えます。
求める職場環境
職場環境への期待についても興味深い結果が得られました。新社会人の約6割が「ワークライフバランスを重視した働き方」を期待しており、心身の健康も重要視されています。特に「理不尽な待遇や精神的な圧力を避けたい」というニーズは高く、同世代の共通した願望として確認されています。これに対し、フラットな人間関係が構築できるかどうかについては、期待する声と懸念の声がそれぞれ存在し、意見が分かれる結果となっています。
キャリアの意識
キャリアに対する期待も見逃せません。新社会人の52.2%が、仕事を通じての経験が将来のキャリア選択肢を広げることを期待していると答えた一方で、自分の市場価値の向上に対する意識は49.9%と、グラデーションが見受けられました。つまり、入社前から先を見据える姿勢が見える一方で、実際には自分のキャリアを考なおしていくことに対しても慎重である様子が伺えます。
総括
今回の調査は、新社会人たちの新生活に対する多様な期待や価値観を浮き彫りにしており、初任給の使い道から職場への期待まで、心身の健康を優先する傾向が顕著に見られました。新年度を迎えた彼らは前向きな期待を持っていると同時に、厳しい現実を感じていることがうかがえます。今後の社会において、この世代の働き方がどのように変化していくのか、注目が集まります。
調査概要
調査名:Z世代に聞いた!新生活に関する意識調査
対象条件:2026年卒の新社会人・2025年卒の社会人(21~24歳)
調査期間:2026年2月24日~3月4日
調査方法:インターネットを利用したアンケート
調査有効回答数:479名
出典元:僕と私と株式会社