シニア向けeスポーツ大会『GeeSports大会 決勝』とは
2025年の大阪・関西万博において、国際高齢者デーを祝う形でシニア専用のeスポーツ大会が開催されることになりました。株式会社デジタルハーツホールディングスが資本参加しているGeeSports万博実行委員会は、10月1日に国際高齢者デーにちなんで『GeeSports大会 決勝』を開催することを明らかにしました。この大会は、65歳以上の選手によるチーム対抗戦で構成されており、シニアの心と身体の健康を促す新たなエンターテインメントとして注目を集めています。
利用するゲーム『Gerogue (ジェローグ)』の特徴
大会で使用されるゲーム『Gerogue』は、シンプルな操作性を兼ね備えています。プレイヤーはチームを組んで、2072年の未来で人々が支配される社会に挑むキャラクターとして戦います。
そのゲームの操作法は「じゃんけん」や「合体」といったユニークな要素が盛り込まれており、簡単なボタン操作で直感的に楽しむことができます。このゲームは、子供からシニアまで幅広い世代に楽しんでいただけるように設計されています。
高齢化社会へのアプローチ
GeeSportsは高齢化社会が抱える課題に対し、過去の常識を問い直す新たな実践的アプローチを提供します。ゲームの楽しさを通じて、シニアが交流し、健康を維持する機会を提供することが目的です。特に、身体機能の低下を克服できる游戏体験を通じて、年齢に関係なく楽しむことができる環境を整備します。
大会の詳細
大会の日程は10月1日で、場所は2025年日本国際博覧会のフェスティバル・ステーションです。出場する6チームは、65歳以上の3人1組で構成され、各地域から参加してきます。参加団体には新潟県老人クラブ連合会や、各種福祉団体が含まれ、地域を超えた交流を促進します。
また、決勝戦の他にプロeスポーツチームによるエキシビジョンマッチや、特別ゲストとして歌手の宮本益光氏によるゲーム主題歌のライブなども予定されています。
観覧は万博の来場者なら誰でも可能ですが、座席数には限りがあるため、早めの来場が推奨されています。
期待する効果
このイベントを通じて、ゲームがシニアの生きがいや自信を育むきっかけになり、また周囲の人々にも刺激を与えると期待されています。交流を深めることで世代を超えたコミュニケーションが生まれ、それが新しい社会の形成に寄与することが目指されています。さらに、デジタルハーツグループは、こうした取り組みがシニア市場の発展にもつながり、持続可能な企業運営を実現することを目的としています。
まとめ
『GeeSports大会 決勝』は、ただのゲームの競技大会ではなく、シニア世代の健康促進・社交の場としての役割を果たすことが期待されています。この取り組みを通じて、多くの人々がeスポーツを楽しみ、身体的・精神的な充実感を得られることが期待されています。新たな社会課題の解決に向けての第一歩が、ここから始まるのです。