チャーリィ古庄の世界を覗いてみる
航空写真家として活躍するチャーリィ古庄の新たな写真展がキヤノンギャラリーSにて、2022年6月18日から8月8日まで開催される。この展覧会のタイトルは「Clear for Take Off 光明の中、昇る曙のように」、今年のコロナ禍で影響を受けた航空業界の回復への願いを込めたメッセージが展覧会全体に反映されている。
写真展の概要
本展では、チャーリィ古庄が独自の視点で捉えた数々の作品が展示されるが、ただ単に写真が並べられるわけではない。壮大な夕景をテーマにした作品や、飛行機の詳細に迫ったモノクロ写真、さらに彼自身が操縦した空撮による映像も用意されている。これにより訪れる人々は、航空の世界を臨場感あふれる形で体験できるだろう。
また、懐かしいエアラインのスライドショーも展示され、かつての航空業界の景色を振り返ることができるのも魅力の一つだ。このようないろいろな形式の作品によって、航空写真の新たな世界が広がる。
内覧会のご案内
この素晴らしい作品群をいち早く体験できる内覧会が6月17日(金)14時から17時まで行われる。キヤノンマーケティングジャパンのキヤノンSタワー内に位置するキヤノンギャラリーSでの開催だ。入場は自由で申し込みは不要だが、混雑が予想されるため、訪れる際は時間帯により入場を待つ可能性もあることを考慮したい。なお、駐車場の用意はないため、公共交通機関の利用をお勧めする。
交通アクセス
- - 会場名: キヤノンギャラリーS
- - 住所: 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー
チャーリィ古庄のプロフィール
チャーリィ古庄は、1972年東京に生まれ、旅客機専門の航空写真家として知られている。これまでに、世界中の航空会社や空港からの依頼を受け、100以上の国と地域を訪問。彼が撮影した航空写真は、500か所以上に及ぶ空港の数々を背景にしている。
また、彼は「ギネス世界記録」にも登録されているように、世界で最も多くの航空会社に搭乗した人物としても知られている。著作や写真集は30冊以上に及び、サミットなどの公式記録カメラマンとしても活動してきたキャリアを持つ。さらには、飛行機とヘリコプターの操縦資格も有し、空撮用のヘリコプターを所有しているなど、航空写真の技術と知識を持つ真正のプロフェッショナルである。日本で活躍するだけでなく、国際的な舞台でも名を馳せる彼の作品をぜひこの機会に目にしたい。
終わりに
航空業界がコロナ後に復活を果たそうとしている今、チャーリィ古庄の作品を見ることは、希望の光を見ることでもある。本写真展を訪れることで、その美しい航空写真を通じて新たな気づきや感動を得ることができるだろう。もちろん、平和な空が広がり、飛行機が再び空高く飛ぶ日が来ることを願って、皆でその瞬間を楽しみにしたい。