新たなワークプレイス創出
2019-12-20 10:01:40
九州アイランドワークが新たなワークプレイス創出、クラウドファンディング実施へ
九州アイランドワークが取り組む新たなワークプレイス「KIW宮崎プロジェクト」
九州アイランドワーク株式会社(本社:宮崎県宮崎市)は、働き方の変化に対応するための新しいワークプレイス「KIW 宮崎プロジェクト」のクラウドファンディングを開始したことを発表しました。このプロジェクトは、同社が目指す「はたらくをオフィスから解放する」という理念に基づき、地域の遊休スペースの有効活用と、働く人々に新たな選択肢を提供することを目的としています。
働き方の多様化とコワーキング市場の拡大
近年、働き方改革が進む中で、個人が主体的に選ぶことのできる働き方が増加しています。特にフリーランスや個人事業主が増える中、大企業もリモートワークや副業を促進する動きが広がっています。この流れに合わせて、コワーキングオフィスの需要も高まっており、2018年には東京都内に346拠点、約6.6万坪のコワーキングオフィスが開設されたとされています。
こうした背景の中、新しい働き方として「ワーケーション」が注目されています。これは、仕事をしながら休暇を楽しむスタイルで、自治体との連携を通じて地方への需要を喚起する面でも希望が持たれています。
分散型ワークプレイスの必要性
九州・宮崎は、IT企業の誘致などで新たなビジネスチャンスが生まれつつありますが、一方で独立した働き方をする人々のためのワークスペースが不足しているのが現状です。九州アイランドワークは、そうした課題を解決するために「分散型ワークプレイス」を提案しています。これにより、駅近の空きビルや廃校といった遊休スペースをリノベーションし、リーズナブルな価格で快適な作業環境を提供することを目指しています。
「KIW 宮崎プロジェクト」の魅力
今回の「KIW 宮崎プロジェクト」では、岡山駅前から徒歩圏内の物件をリノベーションし、2020年4月に直営のワークプレイスとしてオープン予定です。また、ANAホールディングスの協賛により、300万円以上の出資者には、10万円相当の宮崎行きの旅行券を特別に提供する特典も設けられています。
さらに、このプロジェクトは九州での初のクラウドファンディングによる資金調達であり、地域経済の活性化や人材の流動性向上を図っています。
未来の働き方を見据えて
九州アイランドワークの代表、馬渡侑佑氏は、「九州で新しい働き方ができる社会インフラを構築することを目指している」と話します。地方の空きスペースを活用することで、都市部だけでなく地域にも新たな働き方を提案し、これからの時代に適したワークプレイスを提供する考えです。また、ANAの津田氏も、地域と大都市の架け橋として、このプロジェクトが重要な役割を果たすと期待を寄せています。
結論
九州アイランドワークの新しい試みである「KIW 宮崎プロジェクト」は、地域経済の活性化を目指し、未来の多様な働き方の実現に向けた重要なステップとなるでしょう。これからも新たな居場所として、働く人々に寄り添う存在であり続けられることを目指しています。
会社情報
- 会社名
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九州アイランドワーク株式会社
- 住所
- 宮崎県宮崎市広島1丁目12番17号
- 電話番号
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