高齢調理師の新サービス
2026-06-11 10:06:32

70歳以上のベテラン調理師を無料で紹介する新サービス「じじすけ」

高齢調理師を活かす新サービス「じじすけ」



最近、日本の観光業界では、訪日外国人旅行者数が過去最高を記録しています。日本政府観光局(JNTO)の調査によれば、2026年4月には約369万人の訪問者が予測され、宿泊業界にとっては好機となる一方で、深刻な人材不足も浮き彫りになっています。

懸念される人材不足



特に、調理部門では人手不足が深刻で、地方のホテルや旅館では料理長不在や宴会料理の対応ができないなどの実態が増加しています。このままでは観光業の成長にも影響を及ぼしかねません。そのため、人材不足の解決策として注目が集まっています。

シニア世代の力を借りる「じじすけ」



そんな中、採用商店株式会社は、新たに「じじすけ」というサービスを開始しました。このサービスは、70歳以上のベテラン調理師を全国のホテルや旅館に無料で紹介することを目的としています。代表の大橋恵(おおはし めぐむ)氏は、「70代でも十分に即戦力として活躍できる調理師は多く、彼らの経験を活かす仕組みが必要だ」と語ります。

このプロジェクトは、シニア世代が持つ豊かな経験と技術を必要とする宿泊施設と結びつけることで、両者にとっての利益を生み出すことを目指しています。現在、全国で約60名のベテラン調理師が登録しており、さまざまなバックグラウンドを持つ料理人がより多くの宿泊施設で働く機会を得ることができます。

多様なキャリアを持つベテラン調理師



「じじすけ」には、調理歴50年以上の料理人を中心に、外資系ホテルでの宴会料理長経験や、寿司職人、フレンチレストラン経営者、温泉旅館料理長経験者など、多様なキャリアを持つ料理人が在籍します。雇用形態も正社員、契約社員、業務委託から短期ヘルプまで、ホテルや旅館のニーズに応じて柔軟に対応可能です。紹介料は無料であるため、施設側もリスクの少ない形で人材を確保することができます。

社会のニーズに応える柔軟な企業の役割



昨今の高齢者雇用促進策として、厚生労働省も高齢者雇用を後押しする制度を整えていますが、その一方で、実際に年齢を理由に就職の選考を拒否されるケースが多く存在します。それが日本特有の課題とも言えます。長年の経験を持つ料理人たちが、70代という年齢だけで現場復帰の機会を失っているのは非常にもったいないことです。この現状を打破すべく、採用商店が「じじすけ」として立ち上がったのです。

高齢者の能力を生かす「じじすけ」



「じじすけ」は、調理師が長年の経験を生かし、観光業界の人材不足を解消するための小さな一歩です。シニア世代の即戦力化を進め、彼らが当たり前に活躍できる社会を構築することは、将来的な人材不足の解決につながります。この取り組みが広がることで、より多くのシニア料理人が活躍し、観光業を支える一端を担うことが期待されています。

採用商店の「じじすけ」は、いよいよその第一歩を踏み出しました。これからの日本の観光業界を支える強力なパートナーとして、シニア料理人の存在が確かな力となられることを願っています。

会社情報

会社名
採用商店株式会社
住所
電話番号

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