アドネス株式会社が新たに提案する『VisionToDo』
アドネス株式会社(東京・新宿)は、組織マネジメントを新しい視点で捉えたAIプラットフォーム『VisionToDo』を発表しました。このプラットフォームは、企業のビジョンや目標を具体的な行動計画に落とし込み、マネジメントの効率化を図ることを目的としています。従来のタスク管理ツールでは、個々の成果物の記録に終始しがちですが、このプラットフォームは、組織全体の目標達成を強力にサポートします。
VisionToDoの特長とは?
『VisionToDo』の最大の特徴は、組織や個人のビジョンから逆算して具体的な行動計画を導き出す設計にあります。具体的には、ビジョンからOKR(Objectives and Key Results)、KPI(Key Performance Indicator)を経て、アクションマップ、最終的に日々のToDoに落とし込む一貫したプロセスを提供します。このプロセスにより、経営の目標と日常の行動を確実に結びつけ、組織全体の成長を支援するのです。
さらに、アドネスは独自の情報処理システムとUI技術に関する特許を申請中で、2025年7月から8月にかけて3件の特許が予定されています。これにより、より効率的な組織運営を実現するための基盤が強化されることでしょう。
開発の背景と目的
アドネスの代表取締役社長、三上功太氏は「昨今、多くの企業がマネジメント上の課題に直面している」とし、ビジョンや戦略が現場に浸透せず、個々の業務に優れた人材が集中する結果、組織全体の効果的な運営が難しくなっている現状を指摘します。従来のタスク管理ツールも限界があり、業務の進捗状況を把握することも大きな課題の一つです。
こうした現状を踏まえて、アドネスは、『VisionToDo』を開発しました。このプラットフォームを通して、組織は日々の活動を明確なビジョンに基づいて実行でき、またマネジメント側も進捗を適切に把握できるようになります。これにより、組織全体の生産性向上が期待できるのです。
アプローチの盤石
このプラットフォームには、特にビジョン起点のタスク設計が施されています。単なる「やることリスト管理」ではなく、経営ビジョンや人生の目標を基に、毎日の行動計画をデザインしています。これにより、従業員は自身の業務が企業の目標とどのように関連しているかを理解し、自らの役割に対するモチベーションを高めることができます。
利用プロセスの流れ
利用者はまずノーススター(ゴール)の設定を行い、その後、OKRやKPIの設定をします。続いてアクションマップを作成し、具体的な行動計画を立て、最後に日々のタスクに落とし込んで実行する仕組みです。マネージャーはこのプロセス全体を見守りつつ、進捗をモニタリングし、必要に応じてサポートを行います。
アドネスの未来のビジョン
アドネスはこれまで「スキルプラス」を通じて個々の行動変容を支援してきましたが、今後は『VisionToDo』によって、そのアプローチを組織にも拡大します。個人と組織の変革を両立させ、さらなるシナジーを創出することを目指しています。将来的には、個人や組織の枠を超えた「社会的OS」の構築を目指し、全ての人がWell-Beingな環境で活躍できる社会を実現するビジョンを掲げています。
企業概要
アドネス株式会社のミッションは「PLAY YOUR LIFE(人生をゲームしよう)」です。これは、一人ひとりが自分らしく学び、働き、生きる社会を実現するため取り組んでいる次世代型教育企業です。オンライン教育プログラム「スキルプラス」を通じて、AIを活用した実践的な学習体験を全国で提供しています。教育とテクノロジーの融合により、キャリア形成や人材育成など、多様な成長フェーズに寄り添い、未来の人材を育てる役割を果たしています。