農林中金キャピタルがTazapayに出資
2025年9月9日、農林中金キャピタル株式会社は、シンガポールに本社を構えるクロスボーダー決済プラットフォーム提供企業、Tazapay Pte Ltd(CEO:Rahul Shinghal)への出資を発表しました。この出資は、農林中金キャピタル戦略協創1号投資事業有限責任組合を通じて行われ、農林中央金庫のイノベーション投資の一環として位置付けられています。
出資の背景と目的
農林中金キャピタルは、サステナブルな社会の実現を目指し、「農林水産業」と「くらし」にかかわる課題の解決に取り組むスタートアップ企業への投資を強化しています。本ファンドは、JA・JF・JForestグループの広範なネットワークを活用し、国内外の優れた企業との協創を促進することを目指しています。Tazapayへの出資は、この流れの一環として、国際的な決済市場での競争力向上を図るものです。
Tazapayの魅力
Tazapayは、安全かつ効率的な国際間決済ソリューションを提供しており、企業やスタートアップが直面する高コストで時間のかかる国際取引の課題を解決します。従来の国際取引においては、支払いや資金決済が複雑で手間がかかり、信頼性や透明性を確保することが困難でした。Tazapayは、カード決済、銀行送金、各国のオルタナティブペイメント(APM)を含む多様な決済手段を統一的に扱うシステムを構築し、グローバルなECやB2B取引を行う事業者にとって不可欠なインフラを提供しています。これにより、国際間取引の円滑化に寄与しています。
今後の展望
今回の出資を通じて、農林中金キャピタルはTazapayの事業拡大を支援し、国際間取引市場での新たなビジネスチャンスを創出することを目指しています。これにより、農林水産業やくらしの向上に寄与するイノベーションの推進を図り、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化していく方針です。農林中金キャピタルは、引き続きスタートアップ企業と連携し、新しい価値の創出に邁進することにコミットしています。
会社情報
Tazapayの概要は以下の通りです。
- - 会社名:Tazapay Pte Ltd
- - 所在地:シンガポール
- - 設立年:2020年
- - ホームページ:Tazapay公式サイト
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