俳句の新しい可能性を探る! 第26回伊藤園お～いお茶新俳句大賞作品募集中

第26回伊藤園お～いお茶新俳句大賞が募集中

株式会社伊藤園が主催する「第26回伊藤園お～いお茶新俳句大賞」が現在、作品を募集中です。このコンテストは、1989年に「お～いお茶」が発売された年から始まり、今回で26回目を迎えます。毎年、全国から多くの応募が寄せられ、前回の応募数は174万句を超えるという驚異の数です。これまでの累計応募総数はなんと2,600万句を超えており、このコンテストは日本最大規模の創作公募と言えるでしょう。

応募内容とテーマ

応募テーマは自由で、形式や季語に縛られることなく、応募者が感じたことや思ったことを五・七・五のリズムにのせて表現することができます。これによって、誰でも自由な発想で俳句を作ることができるため、幅広い応募者に門戸が開かれています。

コンテストは、年齢やカテゴリーによって6部門に分かれています。「小学生の部（幼児含む）」、「中学生の部」、「高校生の部」、「一般の部A（40歳未満）」、「一般の部B（40歳以上）」、「英語俳句の部」。自分に合った部門で応募できるのが特徴です。

審査員の顔ぶれ

この「お～いお茶新俳句大賞」では、伝統的な俳句の作風だけでなく、広い視野から新しい視点での審査を行っています。そのため、俳句の第一人者たちに加え、写真、演劇、小説や音楽の各分野で活躍する著名人も審査員として参加。これにより、多様な視点から作品が評価されることが期待されています。

今回の審査員には、俳人の金子兜太さん、黒田杏子さん、安西篤さん、星野恒彦さんに加え、女優の吉行和子さんや写真家の浅井愼平さんといった著名な顔ぶれが揃っています。また、作家の江國香織さん、日本語学者の金田一秀穂さん、ギタリストの村治佳織さん、日本古典文学研究者のエイドリアン・ピニングトンさんといった多彩なバックグラウンドを持つ新たな審査員も参加。総勢10名の一流の審査員が、応募作品を丁寧に審査します。

賞金と特典

最高位の文部科学大臣賞には賞金50万円が用意されており、各部門の大賞に輝くと20万円の賞金が贈られます。また、応募作品の中から合計2,000名が特典として「お～いお茶」シリーズのパッケージに作品が掲載されます。さらに、入賞または入選した作品は、作品集『自由語り』にも掲載され、多くの人に読まれる機会が得られます。

加えて、団体で応募した学校で5名以上が入賞した場合には、「優秀学校賞」として学校名をパッケージに記載する特典もあります。これにより、学校全体での創作活動がより一層活気づくことが期待されます。