CEDEC2025受賞の山根さん
2025-10-27 12:05:25

東京工芸大学の山根雄飛さんがCEDEC2025で賞を受賞しました!

東京工芸大学の山根雄飛さんが受賞



2025年10月、東京工芸大学芸術学部ゲーム学科の山根雄飛さんが、日本最大のゲーム開発者会議であるCEDEC2025において、インタラクティブセッションオーディエンス賞で1位を獲得しました。この受賞は、参加者の投票によって決定されるもので、山根さんの発表は多くの注目を集めました。

CEDEC2025での発表内容



山根さんは、独自に開発した対戦型3Dビデオゲーム「Hand Heads」を紹介し、「体験から逆算してゲームデザインを学ぶ」という教育プログラムを提案しました。このゲームは、じゃんけんと鬼ごっこを組み合わせたルールを持ち、プレイヤーがルールを自由に変更しながら楽しむことができるのが特徴です。参加者は、実際にゲームをプレイしながら、その過程で体験デザインの考え方を深めることができます。

プログラミングなしでカメラ挙動やキャラクターの動きを設定できるため、直感的にデザインを試すことが可能です。特に、山根さんは教育プログラムの狙いや、ゲームを用いた企業研修の成果をポスターで展示し、多くの参加者に興味を持たれました。

制作チームと学びの背景



「Hand Heads」の制作には、山根さんを含む6人の学生が中村隆之教授の指導のもと、3年間の学びを生かして開発に取り組みました。山根さんはプログラムの実装に主に携わり、授業で習得したUnreal Engineのスキルを活かしてゲームの機能を充実させました。今後は、『Hand Heads』のプレイログを分析するツールも開発し、プレイヤー自身がプレイを客観視できる機会を提供する計画です。

東京工芸大学の教育理念



東京工芸大学のゲーム学科は、2010年に設置されて以降、ゲームを学問として追求し続けてきました。「なぜ遊びは楽しいのか?」という問いに対する答えを深め、文化や教養も含めた幅広い知識を学生に提供しています。入学初年度からは、学生一人ひとりの興味に基づき、「企画」「デザイン」「プログラム」の3つに分かれた専門的な教育が行われ、実際のゲーム制作を体験しながら、チームでのコミュニケーションやスケジュール管理なども学びます。

教員陣は、世界で通用するクリエイターを育成することを目指しており、テクノロジーとアートの融合をテーマに、最先端の設備も備えたカリキュラムを提供しています。

結論



CEDEC2025での受賞を通じて、東京工芸大学のゲーム学科の教育がいかに先進的であるかが示されました。山根さんの今後の活躍が期待される中、大学も引き続き、テクノロジーとアートの融合を目指し、未来のゲームクリエイターを育成し続けます。

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