CELLORBが新たなステージへ進む
株式会社CELLORB(神奈川県横浜市)は、eスポーツ関連の事業を展開している企業です。この度、東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)をリード投資家として、総額10億円の資金調達を完了し、さらなる成長を目指す新しいスタートを切ります。この資金調達に伴い、CELLORBは株式会社DONUTSの連結子会社から外れ、独立企業として再出発することになります。
新しい経営体制の一環として、株式会社ユーザベースの共同代表である佐久間衡氏が取締役COOに就任しました。佐久間氏は、これまでの経歴を活かし、CELLORBを新たな成長軌道に乗せるための戦略を推進していくことになります。今回調達した資金は、人材採用やシステム・IP開発などの成長投資に全額充てられ、eスポーツやゲームエンターテイメントの可能性を世界中に広めることを目指します。
eスポーツ業界の急成長
最近のeスポーツ業界は、目覚ましい成長を遂げています。2024年には賞金総額7,000万ドル(約100億円)のワールドカップが開催される予定で、2025年にはスポーツ基本法が改正され、eスポーツに関する規定が盛り込まれることが決まっています。また、2027年にはオリンピックeスポーツゲームズも開催予定です。これらの変革を迎える中、CELLORBは株式会社VARRELと株式会社TOPANGAの経営統合により設立された新しい企業です。たとえば、eスポーツチーム「VARREL」や格闘ゲームコミュニティ「TOPANGA」を持ち、高校のeスポーツ部を支援する「クラサポ」など、持続的な業界発展に向けた活動を展開しています。
世界のゲーム人口は約37億人に達し、ゲームは最もユニバーサルなエンターテイメントとされています。この背景には、国境や世代を超えた多様な人々が能動的に楽しむことができる特徴があります。CELLORBは、eスポーツやゲームを日本の基幹産業として育て、それを持続的な文化として発展させることを目指しています。
資金調達先と新任取締役の意義
今回の資金調達には、UTECをはじめとする複数の投資企業が関与しています。UTECは、世界や人類の課題解決を目指すベンチャーキャピタルで、これまでに累計約1,300億円を運用してきました。UTECの代表取締役COOである坂本教晃氏は、CELLORBの取り組むeスポーツの領域には大きなポテンシャルが存在すると強調しています。テクノロジーとの融合によって、エンターテイメント業界に限らず、大きな影響を及ぼす可能性があるとし、CELLORBが先人たちの築いてきた強みを活かして次世代のIP産業の柱となることを期待しています。
CEOを務める佐久間衡氏は、ゲームが持つ力について熱意を持って語っており、「誰もが楽しめる居場所をつくること」が最大の社会課題であると述べています。彼のビジョンには、ゲームを通じて人々をつなげる力があり、これがCELLORBの未来を築く重要な要素となるでしょう。
会社概要
株式会社CELLORBは、今後もeスポーツ市場を活性化させる取り組みを続けていく予定です。神奈川県横浜市を拠点に、eスポーツ事業に特化した事業展開を行っています。会社の公式ウェブサイト(
CELLORB)もぜひご覧ください。今後のCELLORBの成長にどうぞご期待ください。