ちゅうぎんキャピタルがザブーンに出資
ちゅうぎんキャピタルパートナーズ(岡山市北区丸の内一丁目15番20号)が運営する「ちゅうぎんインフィニティファンド2号」は、株式会社ザブーン(東京都中央区)への第三者割当増資を引き受けることを発表しました。この投資は、海事産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進することを目的としています。
ザブーン社のサービス
株式会社ザブーンは、内航船と外航船向けの船員労務管理や運行管理を効率化するためのクラウドサービス「MARITIME 7」を提供しています。このサービスは、日本初の船舶管理プラットフォームで、電波の状況が不安定な海域やWi-Fiが整備されていない船舶でも利用可能です。今までとは異なるアプローチで海事産業の業務を支えることで、効率化が進み、業界全体のメリットが期待されます。
特に、海事産業は日本にとって重要なセクターであり、国内の輸出入の92%以上を支えているとされます。この重要な業界にもかかわらず、デジタル化は遅れ気味であるため、ザブーンのサービスによって強力な一手が入ることとなります。
投資の目的と意義
このたびの投資は、将来的な人口減少を見据えたもので、海事産業が持続可能で魅力的な産業として発展するための支援の一環と位置付けられています。特に、ザブーン社の代表である戸高克也氏は、海事業界での豊富な経験を持っており、その知識とノウハウを活かし、より高度なサービスを提供することが期待されています。
投資の詳細
- - 投資先企業: 株式会社ザブーン
- - 代表者: 戸高克也
- - 設立: 2018年10月
- - 事業内容: MARITIME 7の開発・運用、船員特化型求人サイト「FUNAGUNI」の運営
- - ウェブサイト: 株式会社ザブーン
- - サービスページ: FUNAGUNI
戸高氏は、新たな取り組みとして瀬戸内海を中心にした「瀬戸内ラウンド」を実施し、地域の地銀系キャピタルを招待。これにより、より強固なチームを築き、海事業界にさらなる貢献を目指しています。
海事産業の未来
ザブーンが追い求めるのは、「海事産業をより魅力的に」というミッションです。海事事業は日本にとって、その地理的特性から特に重要なセクターであり、今後の産業の活性化が期待されます。地元の地方銀行と共に、海事業界のDX化を加速させ、持続可能な未来を築いていくことが大きなテーマです。
これからもザブーンは、世界中の船舶関連業界に向けて気運を高め、より良いサービスの提供を目指していくことでしょう。今後の展開にご注目ください。