地域らしさをテーマにした展覧会、東京造形大学が開催
2024年10月4日から30日まで、多摩市立中央図書館で“地域らしさ”をテーマにした展示『本と、スツールと、テキスタイルと。』が行われます。この展示は、東京造形大学の室内建築専攻の酒匂ゼミナールとテキスタイルデザイン専攻の学生たちが共同で制作した作品を紹介するものです。
展示の概要
このプロジェクトは、地域の特性を掘り下げるために行われたさまざまなリサーチに基づいています。酒匂ゼミナールの学生たちは、まず多摩市内を歩き、周辺の街並みや遺跡、その他の観光地について徹底的なリサーチを行いました。その内容を踏まえ、学生たちは地域の“らしさ”を見つけ出し、学内でプレゼンテーションを行いました。
その後、テキスタイルデザイン専攻の学生たちは、このプレゼンテーションからインスピレーションを得て、多摩市の魅力を色鮮やかに表現するテキスタイル作品を制作しました。これらの作品は、スツールの座面や空間デザインに展開され、一般公開される予定です。
実際に体験する
地域の生活を彩るこれらの作品は、見た目の美しさはもちろんのこと、地域の歴史や文化を感じることができる内容です。来場者は、スツールに張られたテキスタイル作品を間近で観察しながら、多摩市の魅力を再発見する機会を得ることができます。
展示は、午前9時30分から午後8時まで行われ、第一・第三木曜日は休館とされていますが、祝日は開館します。多摩市立中央図書館は、東京都多摩市落合2丁目35番地に位置しており、アクセスも便利です。
東京造形大学とは
1966年に設立された東京造形大学は、服飾デザイナーの桑澤洋子によって東京都八王子市に創立された美術大学で、デザインと美術を「造形」という観点から総合的に学ぶことができます。自由な発想力を養うことに重きを置くこの教育は、学生が個々の独自性を大切にする土壌を提供しています。
この特別展示では、多摩市の地域らしさと、学生たちのクリエイティブなエネルギーが融合した作品が並び、訪れる人々に新たな視点と理解を提供します。ぜひ、多くの方々に足を運んでいただき、多摩市の魅力を堪能してもらいたいですね。
展示に関する詳しい情報やお問い合わせは、東京造形大学の企画・広報課までご連絡ください。電話:042-637-8111、メール:
[email protected]。