KURADASHI地方創生
2019-02-04 10:01:41
地方創生を担う学生インターンシップ!KURADASHI.jpの挑戦
地方創生を担う学生インターンシップ:KURADASHI.jpの挑戦
少子高齢化が加速する日本において、地方の経済活性化は喫緊の課題です。特に農業分野では深刻な人手不足が問題となっており、耕作放棄地や未収穫作物の増加が地方経済の衰退を招いています。こうした状況を打破しようと、社会貢献型フードシェアリングプラットフォーム「KURADASHI.jp」を運営するグラウクス株式会社は、画期的な取り組みを開始しました。
KURADASHI地方創生基金と社会貢献型インターンシップ『KURADASHI Challenge』の設立です。この取り組みは、社会貢献意識の高い学生と、人手不足に悩む地方農家を結びつけることを目的としています。
地方創生基金とインターンシップの概要
KURADASHI地方創生基金は、学生が地方農家でのインターンシップに参加するための費用(旅費、交通費、宿泊費など)を支援するものです。学生たちは『KURADASHI Challenge』として、地方農家での収穫作業などの実務を体験。生産人口の減少や高齢化によって未収穫となっていた農作物を収穫し、KURADASHI.jpを通じて販売します。
販売による収益の一部は地方経済に還元され、さらに一部は基金に再分配されます。この仕組みを通して、地域経済の活性化、食品ロスの削減、そして学生の社会貢献意識の向上という三つの効果を同時に目指しています。
背景:深刻化する地方の課題
日本の自治体の半数は2040年までに消滅の危機に瀕していると言われています。その背景には、少子高齢化による生産人口の減少と都市部への人口流出があります。特に農業従事者の減少は著しく、労働力不足は深刻な問題となっています。
平均年齢60歳を超える農業従事者の高齢化も相まって、耕作放棄地や未収穫作物の増加は避けられません。この状況は、地方経済の疲弊を加速させる大きな要因となっています。
第1回KURADASHI Challenge:種子島での挑戦
2019年2月16日から3月29日にかけて、鹿児島県種子島で『KURADASHI Challenge』の第1回インターンシップが開催されました。15名の大学生が参加し、さとうきびの収穫支援を行いました。南種子町役場との連携のもと実施されたこのインターンシップは、学生にとって貴重な社会経験の場となり、同時に地域社会にも大きな貢献を果たしました。
KURADASHI.jp:社会貢献型フードシェアリングプラットフォーム
KURADASHI.jpは、協賛メーカーから提供された商品を消費者へ販売し、その収益の一部を社会貢献団体へ寄付するプラットフォームです。環境保護、動物保護、そしてKURADASHI地方創生基金など、15団体以上を支援しています。環境大臣賞を受賞するなど、その取り組みは高く評価されています。
今後の展望
グラウクス株式会社は、地方自治体との連携を強化し、『KURADSHI Challenge』の受け入れ先を拡大することで、地方経済の活性化に貢献していくとしています。学生と地方農家の協働によるこのモデルは、日本の地方創生における新たな可能性を示唆しています。この挑戦が、日本の未来を担う若者たちを育成し、持続可能な社会の実現に繋がることを期待します。
会社情報
- 会社名
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株式会社クラダシ
- 住所
- 東京都品川区上大崎3丁目2−1 目黒センタービル 5F
- 電話番号
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