千葉の石山生産獣医科、ひまわりベンチャー基金から助成金を受領
このたび、千葉県松戸市に拠点を置く株式会社石山生産獣医科が、「公益財団法人 ひまわりベンチャー育成基金」から2025年度上期の助成金交付先として選定され、2025年7月17日に交付式を迎えました。助成金の交付により、同社の革新的なサービスや事業の発展が期待されています。
ひまわりベンチャー育成基金とは
ひまわりベンチャー育成基金は、新たな技術やサービスに取り組む中小のベンチャー企業を支援し、地域経済の活性化と県民生活の向上を目指す組織です。千葉県内の企業に対して、必要な資金や知識の提供を行い、持続可能な発展を促進しています。信頼できる助成金の授与で、企業は自らのビジョンを実現しやすくなります。
プロジェクトの内容と背景
株式会社石山生産獣医科が展開している牛の遠隔健康管理サービス『MILook』は、牛の産乳成績や外観データを活用し、牛群全体及び個別の健康状態を定量的に把握できるシステムです。この技術により、専門知識が不足する酪農家でも問題の特定や改善策を実施できるようになります。これは、酪農業界の生産性向上に貢献する重要な取り組みです。
助成金の交付を受けることで、さらなる技術の向上及び地域貢献が可能となり、株式会社石山生産獣医科はサービスの拡充と販売強化を進める計画です。このような取り組みは、地域経済への還元や社会的課題の解決にも繋がります。
石山社長のコメント
株式会社石山生産獣医科の代表取締役、石山大氏は、「ひまわりベンチャー育成基金からの助成金交付は、私たちの努力が評価された証と受け止めています。今後もMILookを通じて酪農業界を活性化させるチャレンジを続けていきます」と述べ、強い意気込みを語りました。
会社のさまざまな取り組み
株式会社石山生産獣医科は獣医学や畜産学、動物行動学の知識を基盤に、畜産動物及び家庭動物の健康と福祉を支えています。牛の繁殖管理や診療、さらには譲渡型保護猫カフェ『保護猫ハウス ろくねこ』を運営するなど、多様な事業を展開しています。これらの取り組みを通じて、地域社会に貢献し、動物福祉の向上を図っています。
千葉県に根付いた企業が、地域社会や酪農業界にどのように寄与するのか、今後の展開が非常に楽しみです。石山生産獣医科の革新性と社会性が評価される中、地域をより良くするサービスが今後も充実していくことに期待が寄せられています。