感染症治療薬の開発
2026-02-03 11:12:26

GHIT Fundが13.9億円を投じた感染症治療薬開発の全貌

GHIT Fundが新たに発表したプロジェクトへの投資概要



公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は、マラリア、結核、顧みられない熱帯病(NTDs)のための治療薬や診断薬、ワクチンの開発に向けて、総額13.9億円を投資することを決定しました。特にGHIT Fundは、世界保健問題に取り組むための重要な役割を果たしています。以下では、今回のプロジェクトの詳細とその意義について掘り下げてみましょう。

マラリア対策:mRNAワクチンの重要性



三日熱マラリアは、多くの国々で流行している感染症で、特に肝臓内に寄生する寄生虫が原因で、感染者は肝臓内で数か月から数年の間休眠状態になります。この寄生虫は再活性化して再度症状を引き起こし、さらに蚊を介して感染が広がる可能性があります。現時点で実用化されている三日熱マラリア用のワクチンは存在せず、新たなワクチン開発は急務です。

GHIT Fundはこの課題に応えるべく、愛媛大学やタイのマヒドン大学、チュラロンコン大学と連携し、mRNAを使った新しいワクチンの開発に約6.4億円を投資することを決定しました。この取り組みは以前から進められているプロジェクトの延長であり、2023年から2025年の間に投資した7000万円に続くものです。

シャーガス病対策の進展



次に、シャーガス病についてです。この病気は主にサシガメに咬まれることで感染し、世界中で700万人以上がこの寄生虫に感染しているとされています。特に中南米での感染が多く、早期の診断と治療が求められています。GHIT Fundは、スペインのISGlobalと日本の栄研化学が共同開発した簡易診断法「シャーガスLAMP」の薬事申請支援に約9,300万円を提供します。また、エーザイ株式会社が進める新薬開発のプロジェクトにも約1.8億円を投資します。

さらに広がる支援の手



その他にも、以下の3つの研究開発プロジェクトに対して、合計約4.6億円の投資が決定されています。

1. 結核研究において地域主導型のユニバーサル検査を推進する取り組み
2. 愛媛大学と連携した多段階ワクチン候補の開発
3. AIを活用した住血吸虫症治療薬の創薬アプローチ

これらのプロジェクトには、合計で13か国から参加者が集まり、GHIT Fundは210以上の機関との協力関係を築いています。これにより、日本国内外の製薬企業、大学、研究機関と連携が進み、グローバルな健康問題へと取り組みが広がっています。

成果と今後の展望



GHIT Fundの取り組みによって、2025年12月31日までに43件のプロジェクトの進行が予定されており、そのうち19件は標的・探索研究、12件は非臨床試験、12件は臨床試験です。累計投資額は約425億円に達する見込みです。

GHIT Fundは、感染症の撲滅という共通の目標に向かって、国際的なパートナーシップを活用し続けており、その活動は今後も多くの人々の命を救うための重要な一歩となるでしょう。詳しい情報は公式ウェブサイトを経由して確認できます。


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会社情報

会社名
公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金
住所
東京都港区六本木一丁目9-10アークヒルズ仙石山森タワー 25階
電話番号
03-6441-2032

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