週末農業学校の設立へ向けた挑戦
株式会社オンザファームが、クラウドファンディングを通じて「週末農業学校」と就農支援メディアの設立に向け多くの支持を集め、その目標金額を超える177万円の支援を達成しました。今回のプロジェクトは、新規就農を目指す人々への情報提供と技術教育を行うことを狙いとしています。
オンザファームの概要
千葉県南房総市に拠点を置く農業法人オンザファームは、代表の渡辺と取締役の深見が共に立ち上げた団体です。彼らは新規就農者としての経験を活かし、過疎化や高齢化といった地域の課題に立ち向かっています。現在、年間100品目の野菜を有機栽培し、都内を中心とした卸売先へ供給しています。このような背景から、今回の就農支援に力を注ぐことを決めたのです。
就農支援が必要な理由
日本の農業は、平均年齢が約67歳と高齢化が進行し、新たな担い手不足が深刻化しています。特に、農業技術だけでなく、新規就農者が必要とする情報や相談先が不足している状況が大きなハードルとなっています。これに対応する形で、籠城しがちな農業の世界に新風を吹き込むことを目的として、就農支援事業に乗り出すことにしたのです。
新規就農支援の取り組み
1. ハタケアカデミーラボ
就農希望者向けに、オンラインで無料公開するウェブサイトを立ち上げます。このサイトでは、オンザファームが得た新規就農のノウハウや、先輩就農者の成功事例など、実用的な情報を体系的にまとめて発信します。農業を始めたい多くの人々が、このサイトを訪れることで有力な情報を手にすることができるようにするのが目標です。
2. 週末農業学校「ハタケアカデミー」
一方で、社会人向けの週末農業学校を設立します。仕事がある中で農業を学ぶ機会は少なく、価格・時間的なリスクが高いのが現状です。そこで、週末を利用して実際の農作業を通じたカリキュラムを提供し、基礎技術を身につけることが可能なプログラムを提供します。この学校では、現役の新規就農者が直接指導にあたる予定です。
クラウドファンディングの結果
プロジェクトは2019年11月28日から12月30日の間実施され、初めの目標金額は150万円でしたが、177万円の支援金を確保することに成功しました。総支援者数は140名と多くの支持を受け、募集した資金は農業学校の必要資材やウェブサイトの運営に充てられる予定です。農業関係者や行政からも期待の声が多く上がっており、今後の展開にますます注目が集まります。
今後の予定
2020年2月から、週末農業学校の講義を開始し、第2期生の募集を行います。さらに4月には、就農支援ウェブサイトの公開を目指し、8月には農業学校の第2期生の講義も予定しています。これから多くの新規就農者が育つことを期待して、プロジェクトを進めてまいります。
会社概要
問い合わせ先
これからの農業界に新たな息吹をもたらす「週末農業学校」と就農支援ウェブサイトに、ぜひご期待下さい。