コロナ禍で変化した女性のファッション消費と2022年秋冬トレンド：500人アンケート調査結果

コロナ禍が変えた女性のファッション消費と2022年秋冬トレンド

近年、コロナ禍の影響で人々のライフスタイルは大きく変化しました。外出自粛や在宅勤務の増加は、ファッション消費にも少なからず影響を与えていると言えるでしょう。本記事では、500人の女性を対象としたアンケート調査の結果から、コロナ禍におけるファッション消費の変化と、2022年秋冬のトレンドアイテムを詳細に分析します。

ファッションにかける金額：節約志向の高まり

アンケートによると、女性が月にファッションにかける金額は、1,000円～5,000円未満が最も多くを占めていました。これは、子育て世代の増加や、コロナ禍における外出機会の減少などが影響していると考えられます。特に30代を中心とした回答者の多くは、子供優先の生活を送っており、ファッションに自由に使える金額を制限している傾向が見られました。

コロナ禍の影響：外出機会減少と節約意識の向上

コロナ禍以前と比較してファッションにかける金額が変化したと回答した人は約6割にのぼり、そのうち89％が「減った」と回答しました。「外出機会の減少」「おしゃれする気持ちの低下」「人と会わないため服を買う必要性の減少」などが主な理由として挙げられています。在宅勤務の増加により通勤服の必要性がなくなったことや、物価高騰による節約意識の高まりも影響していると考えられます。

さらに、マスク生活の定着によりメイクにかける費用も減少傾向にあり、口紅などの需要が減っていることも明らかになりました。ウィンドウショッピングの機会の減少も購買意欲の低下に繋がっているようです。

2022年秋冬トレンド：注目アイテム＆カラー

では、2022年秋冬のトレンドはどのようなものでしょうか？アンケートで特に人気を集めたアイテムは、ファーベスト、スマホポシェット、ショートブーツでした。スマホポシェットは、手軽な価格帯と使い勝手の良さから人気が高まっているようです。

トップス: ビッグシルエットのベスト、ショート丈ニット、ざっくりニット、オーバーサイズパーカーなどが注目されています。

ボトムス: マーメイドスカート、プルオンパンツ、チェック柄スカートなどが人気です。

アウター: ムートンコート、スカジャン、ボアコート、ショート丈コート、レザージャケットなどがトレンドとなっています。

ワンピース: チェック柄ワンピース、ニットセットアップなどが人気です。

靴: ロングブーツ、チャンキーヒール、ソックスブーツなどが注目を集めています。

カラー: ピンク、パープル、ロイヤルブルー、チェック柄、ヒョウ柄、グリーンなどが人気です。くすみカラーも引き続き人気となっています。

素材: ツイード、ふわふわ素材、キルティング、コーデュロイ、デニムなどがトレンドです。

その他: アームウォーマー、大きめイヤリング、バケットハットなどが人気です。ヘアスタイルでは韓国風の黒髪やアッシュカラー、グレージュカラーが人気です。メイクではまつ毛を強調させるメイクや韓国コスメが注目されています。

節約しながらおしゃれを楽しむ方法

値上げが続く中、ファッションにお金をかけずに済ませる工夫も必要です。まずは手持ちの服を見直し、既存のアイテムと組み合わせやすいものを購入することが大切です。衝動買いを避け、本当に必要なものだけを厳選することで、無駄な支出を抑えることができます。また、高品質な服を長く着回すことで、長期的に見れば節約にも繋がります。さらに、自分に似合う色や形を研究し、新たなスタイルに挑戦するのも良いでしょう。