インバウンド向け旅行予約サービス「Wabunka」との提携で宿泊体験が進化
matsuri technologies株式会社は、インバウンド旅行市場における宿泊体験の質を向上させるため、J-CAT株式会社が提供する旅行予約サービス「Wabunka」との協業を発表しました。この新たな連携により、日本の良さを体感する機会を提供することが期待されています。
J-CATとの協業で宿泊客の体験向上
「Wabunka」は、欧米や豪州から訪れる旅行者に向けて、日本特有の文化体験を提供するインバウンド向け旅行予約サービスです。このサービスとの提携を通じて、matsuri technologiesが運営した宿泊施設に宿泊するゲストに対し、文化体験や観光の情報を展開し、スムーズな送客を行うことを目指しています。
宿泊施設では、matsuriが開発した顧客管理ソフトウェア「m2m Systems」を活用し、ゲストに「Wabunka」のサービスを紹介することができます。これにより、宿泊や移動、さらに特別な文化体験をシームレスに結びつけ、訪日外国人に新たな価値を提供することを実現します。
民泊市場の健全な発展を目指す
インバウンド需要が高まる中、matsuri technologiesは民泊市場の健全な発展に寄与することを目指しています。令和の観光立国の実現には、民泊市場が重要な役割を果たすと考えています。これまでの民泊運営では、インバウンドの宿泊客に加え、法人向けのマンスリー利用を重視し、特に中長期の滞在者が多かったです。2024年上期のデータでは、宿泊者の平均滞在日数は3.7泊にも及び、年間稼働率は80%を超えています。
日本の魅力を深く体験する「Wabunka」とは
「Wabunka」は、ただの観光に留まらず、日本の伝統的な文化や物語を旅行者に齎します。由緒ある寺社や工房での体験を厳選し、宿泊や移動と一体化させて、深く意義のある旅を創出します。こうした高付加価値の体験を提供することで、観光客の消費単価向上を図り、日本全体の観光産業の底上げを目指しています。
StayXによる新たな宿泊形態の可能性
同社が運営する「StayX」は、宿泊施設の運営に革命をもたらします。フレキシブルな空間利用を実現し、従来の賃貸物件を短期宿泊やマンスリー賃貸に対応できる施設へと変化させます。AI技術による在庫管理や価格調整、集客の効率化が進む中、無人での施設運営も可能となり、ビジネスの新しい形を提案します。
今後、matsuri technologiesは、「Wabunka」との協業を通じて訪日外国人に対する宿泊体験をさらに充実させ、彼らに日本の文化や価値を体験してもらえるよう努めていきます。これは、日本の観光立国としての地位を確立するための重要な一歩となるでしょう。
企業情報
matsuri technologies株式会社は、東京都新宿区に本社を構え、ソフトウェア開発や住宅宿泊事業を手掛ける企業です。代表取締役の吉田圭汰氏のもと、民泊市場の進化を促進するための活動を展開しています。これからも、matsuri technologiesは日本の観光産業の発展に寄与し続けることでしょう。