第3回日本ノーコード大賞 受賞結果発表!
2023年11月、一般社団法人ノーコード推進協会(NCPA)が主催する「第3回日本ノーコード大賞」の受賞者が公式サイトで発表されました。このアワードは、ノーコード技術を用いて社会やビジネス課題を解決した優れた事例を評価するもので、多くの応募が寄せられました。審査基準は、戦略性や成果、さらには浸透度など多岐にわたります。
受賞結果の概要
自治体部門
- - 大賞: 北海道函館市
- - 優秀賞: 山梨県富士吉田市
一般企業部門
- - 大賞: 医療法人葵鐘会
- - 優秀賞: ダイハツ工業株式会社
- - 優秀賞: 大分県立津久見高等学校
- - 特別賞: 橋本総業株式会社
- - 特別賞: 有限会社あんしん村グループ
今回の受賞者は、ノーコード技術がもたらす真の価値を実感できる事例を多く有しています。
函館市の受賞コメント
北海道函館市の松林静輝様は、「ノーコードは、行政のDXを進める新しい文化」とし、現場の課題に職員自らが取り組む姿勢の重要性を強調しました。特に、子育て支援をテーマにした取り組みが評価され、住民の意見を迅速に形にできることで、自信と挑戦を築くことができたとのことです。行政サービスがより「やさしいもの」となる未来を目指しています。
医療法人葵鐘会の受賞
一方、医療法人葵鐘会の吉田茂様は、業務忘れインシデントを防ぐために特別に開発した音声アラートシステム「勿忘草」が評価され、名誉ある賞を受け取ったことに感謝を示しました。同法人では、現場の小児科医が自ら構築したシステムを「ユーザーメード」と名付け、ノーコード開発の真髄を体現していると語りました。この方法は、医療業界において広がることが期待されています。
ノーコード推進協会の役割
ノーコード推進協会(NCPA)は、技術普及の重要な役割を果たしています。設立は2023年11月1日で、東京都渋谷区に拠点を持ちます。この協会は、デジタル人材不足の中小企業や自治体の業務アプリ開発の障壁を減少させ、ノーコードツールの普及を目指しています。
協会のミッション
NCPAのビジョンは、『日本のソフトウェア文化を変革する』ことです。現在、ノーコード開発の普及が進む中、組織全体のイノベーションを促進していくために、研修や資格、イベントを通じてさまざまな取り組みを展開しています。
参加することの意義
ノーコード技術はもはや特権的なものではなく、今や誰もがアプリ開発を行える時代です。この技術の普及は、業務の最適化や自動化に貢献し、より多くの人々がテクノロジーを使いこなせる社会を実現します。今後も、NCPAの活動に引き続き注目し、各団体がどのようにノーコードを活用していくのかを見守りたいものです。